最後の青函連絡船が出港した青森港で出会った三人の女。意気投合し、青森を旅する三人を謎の男（藤岡琢也）が尾行するサスペンス。「青函連絡船終航式の日に乗船場で知り合った企画会社の社長・藤沢真紀（坂口良子）と主婦・村上さと子（朝丘雪路）、風俗嬢らしい五十嵐薫（大西結花）という三人の女性。東京からやって来た三人は意気投合して津軽地方の旅を続けることになるが、表面上は明るく振る舞ってはいるものの、それぞれに問題を抱えていて…。そんな三人を初老の男性・板倉剛造（藤岡琢也）が尾行していた。実は板倉は15年前、連絡船から男性が突き落とされて殺された事件を追い続けている刑事だった。旅の途中で、真紀がすれ違いばかりの夫と別れて、部下の沢木稔（金田賢一）と再出発することを考えていることや、薫は実は政略結婚させられそうになって家出した富豪の令嬢であること、実はさと子が15年前に妾になるようにとしつこく言い寄る松下（江幡高志）を連絡船から突き落として死なせてしまった犯人であることなどが浮かび上がってくる。しかし、板倉は時効となったさと子を逮捕せずに去って行き、また真紀も沢木との約束をなかったことにして夫の元へ帰って行く。【この項、文：市村靖介】」【演技者…役名】「坂口良子…藤沢真紀（デパートなどに出入りしている企画会社の社長）、朝丘雪路…村上さと子（夫との思い出の青函連絡船に乗りに来たという中小企業の社長の妻）、大西結花…五十嵐薫（風俗嬢だというが実は政略結婚から逃げて家出中の令嬢）、江幡高志…松下（さと子が言い寄られて連絡船から突き落として殺してしまった男性）、山西道広…藤沢（真紀の夫）、平野稔…薫の父、池田道枝…薫の母、松原愛…青森市民病院の外科のナース？、山本陽一…〔ヨウヘイ〕（三人が青森で知り合う青年）、あき竹城…和江（浅虫温泉の旅館の仲居）、青森伸…青森のカラオケバーのマスター、高野光平…〔タカシ〕（さと子の息子）？、石倉民雄…薫を診察する医師？、杉仲彩…薫を診察する医師に同行する看護婦？、辻真美子…和江の同僚？、山田千里（津軽三味線）、金田賢一…沢木稔（真紀の部下で恋人）、藤岡琢也…板倉剛造（迷宮入りになった15年前の殺人事件の犯人を追う刑事）。【この項、文・市村】」車輛・スキルワーク。ロケ協力・古牧温泉 祭魚洞公園、古牧グランドホテル、目黒雅叙園、青森県観光物産課、JR青森駅・青森支店、日本エアシステム（東亜国内航空は4月より新社名）←という注釈あり。衣裳協力・VIVID、銀座ジュン並木ガロウ（※片仮名）、JUMP、セビアン アクセサリー、ACE。資料提供・RAB青森放送、HTB北海道テレビ放送。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（データ協力：市村靖介）】【校正協力：マーキュリー】