命を狙われていると知った瞬間、どれだけ人間が変わるか…。社長の鮎川慎二（山本耕一）は妾・美佐子（宮川和子）のマンションの帰り道、今日もまた狙われた。誰かが、車に細工をしたのだ。ブレーキが効かず、彼はサイドブレーキで命をとりとめた。一度目は、社長室でのガスもれ。そして強心剤をすり替えられ、こんどは車。ちょうど通った啓子の車に助けられたが、啓子にさえも恐怖の色を示していた。彼は、薄れる意識の中で何かを決意していた。数日後、鮎川は自分に殺意がありそうな人間・七人を山荘に軟禁。その中には啓子もいた。殺されそうになった現場に居たという理由で…。啓子を除く六人には、みな一応の動機はあった。が、鮎川自身も過去に恨みを買うようなことをしていた。【以上、「週刊TVガイド」1970/08/14号より引用】連続ドラマ『KEY HUNTER（キイハンター）』（放送期間：1968/04/06～1973/04/07、全262回）の第123回。【役名（演技者）】黒木鉄也（丹波哲郎）、津川啓子（野際陽子）、風間洋介（千葉真一）、谷口ユミ（大川栄子）、吹雪一郎（川口浩）、島 竜彦（谷隼人）。