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ドラマ 詳細データ芸術祭参加作品 わかれ

第22回芸術祭奨励賞受賞作品。「売れない作家の男(日下武史)は、都会のわずらわしさを逃れて北海道の秘境とよばれる地域を訪れた。鰊(にしん)御殿と言われた漁師の番屋に宿泊して過ごしていたが、そこである老人(佐分利信)と、彼と一緒に暮らしているらしい少女(林寛子)に出会う。作家の安岡章太郎初のテレビ書き下ろし脚本作品。【この項、日本映画専門チャンネル番組広報資料より引用】」「これは白黒時代のテレビドラマであり、小説が書けなくなった作家が、積丹半島において戦争の影をひきずっている不思議な老人と出会うという人物設定で、二人の男の葛藤を描いた意欲作である。作家の安岡章太郎がテレビドラマの脚本に初挑戦した作品であり、シナリオ作家の長谷川慶次が映像ドラマになるように協力した。積丹半島の浜辺の洞窟に中継車を持ち込み、北海道の実景をそのまま撮り込んでみようとしたドラマであり、ビデオ録画に際しては、できるだけ遠くにカメラを配し望遠レンズを思い切って多用した。カメラと撮る対象の人物との距離をできるだけ離し、その間の空間に漂う虫の動き、風のささやき、木の葉の移り変わりなどを画面の中でとらえてみようと思ったからだという。この手法が、守分の作品に北の風土を感じさせる大きな要因となった。老人役に扮したのは佐分利信(北海道・歌志内出身)であり、「安岡さんが書いた人物像に納得できない」と安岡氏の自宅を訪れ、「小説とドラマは違う。あの脚本では演じようがない」と抗議、二人はドラマの老人像を中心にして議論し合い、安岡氏の構想していた人物についての考えを引き出すことができ、最後に役柄について納得した。この佐分利信の脚本家への直談判によって、俳優の持っている才能をフルに生かすことができれば、ドラマをより高い次元に育て上げられるという確信を守分に持たせた。【この項、志賀信夫著「映像の先駆者125人の肖像」(2003/03/30発行、日本放送出版協会刊)より引用】」「作家の安岡章太郎初のテレビ書き下ろし脚本作品。【この項、文・のよりん】」2020年のCS放送での再放送ではクレジット表示がオンエアされなかった。
キー局 HBC 放送曜日 放送期間 1967/11/19~1967/11/19
放送時間 21:30-22:30 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 東芝日曜劇場(第571回)
主な出演 佐分利 信日下 武史木村 俊恵北林 谷栄林  寛子
主な脚本 安岡章太郎長谷部慶次長谷部慶治
主な演出 森開 逞次守分 寿男
局系列 JNN
制作会社 HBC

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