柴田錬三郎の原作を初めてドラマ化。キリシタンの転び伴天連と日本女性の間に生まれた混血の私生児、狂四郎。無頼の徒ながら、ニヒルな行動と円月殺法の剣技が茶の間を沸かした。【「テレビ40年 IN TVガイド」より引用】 柳沢真一さんとの結婚、芸能界引退を発表した池内淳子が出演。「当時のテレビでは男女のきわどいシーンがカットされ、現在から見れば拍子抜け。それでも狂四郎のニヒルな性格が丁寧に描かれ話題になる。」【週刊TVガイド編集部・著「昭和30年代のTVガイド」(ごまポケット)より引用】池内淳子は後に回想している。「日本テレビとはご縁が深いです。放送初期の生放送の『眠狂四郎』に美保代役で出演させて頂いたくらいですから。若い方にとって「眠狂四郎」というと田村(正和)さんらしいのですが、なんといってもあの頃は江見(俊太郎)ちゃんでした。あのクールなお芝居は、本当に素晴らしかったんですよ。【この項、談・池内淳子(『日テレドラマ半世紀』(2005年、日本テレビ刊)より引用)】」