曾野綾子の短編「わが恋の墓標」をもとに、寺山修司が書きおろしたミュージカル。ある雨の日にふと知りあった人形劇団の青年（加藤剛）と、旅行案内所に勤める少女（吉永小百合）が愛を深めあいながらも、少女は他の男（山本学）と結婚する。結婚後、女は交通事故で記憶を失うが、それがなおるにしたがい過去の愛の苦悩もよみがえって……話はある男（芦田伸介）の回想の形で進められる。【以上、雑誌「グラフNHK」（発行：財団法人NHKサービスセンター）1966年３月15日号より引用】2004/2/1（日）23:15-24:35「NHKアーカイブス」枠で放送された際、「ビデオテープの劣化が甚だしかったため、映像が修復された。復元不可能だった一部音声については、吉永小百合、加藤剛ら出演者が新たに録音、加工の上使用された。【この項、文・練馬大根役者】」（この再加工版について当データベースでは別データとして収録している）