• 水色
  • 緑
  • 紫
  • オレンジ
  • 赤
  • 小
  • 中
  • 大

ドラマ 詳細データ女優シリーズ 袋を渡せば

田所洋二(山内明)は月給3万8千円の会社員、ある朝妻の佐和子(香川京子)が2万8千円で指輪を買ったことを知って逆上した。佐和子は毎月3千円をへそくっていたのだ。月5千円のこづかいで会社関係の交際をすませている洋二は、自分に無断で佐和子が指輪を買ったことが許せない。憤然として家出した。佐和子も不平を実家にもちこんだが、兄嫁麻子(北沢典子)のしゅうとに監視されてのたいくつな生活ぶりをそこにみた。一方、共かせぎの兄夫婦の家にころがりこんだ洋二がみたものもインスタント食品ばかりの味気ない食事だった。月給袋を渡せば、夫はその使途を妻に一任しなければならないのか、それとも妻に渡してからでも、給料は夫に帰属するものか、家庭経済における主婦費をめぐっての妻のあり方を新婚そうそうの香川京子を中心に描く。【以上、読売新聞1964/01/26付より引用】好評につき「あたしとあなた」の題名でシリーズ化された。【文・のよりん】。橋田壽賀子の「東芝日曜劇場」初執筆作品。石井ふく子との初仕事。橋田壽賀子は石井ふく子との対談本(「渡る世間は…」(2000年、TBS刊)で石井との出逢いを語っている。「『七人の刑事』を書いている時、番組のディレクターから(石井ふく子への)ご紹介をいただいて、開口一番に「何を書いてもいいわよ」って言われたのにはビックリ。それで「ホームドラマでもいいですか?」って聞いたら「いいわよ」って言われて。それが『袋を渡せば』で、最初の(石井ふく子の)印象は、とても気難しそうな方で、そんな方と付き合うのはたまらないから、二度とお会いしたくないって感じだった…。まぁ、一度だけでお終いだろうなって思ってたんですよ…(笑)」。石井ふく子も同書で「今でも覚えているけど『袋を渡せば』は、とてもよかった。このドラマは香川京子さんと、山内明さんが夫婦役で、この夫婦がとても愛矯があった…。当時は給料袋ひとつの中に夫婦の人生が凝縮されていた。今は振込みで主婦が全部お給料を握ってしまうでしょ。昔は違って「給料をもらって来たよ」って、夫が妻に袋を渡す。『袋を渡せば』ということで、そこに夫婦の間の交流があったんですよね。」と語る。書籍「栄転 夫婦をテーマにしたドラマ集」(1964年、春山和典編、南雲堂桜楓社刊)に本作のシナリオが収録されている。なお、一部資料では、演出を橋本信也と記載しているが誤りとみられる。【役名(演技者)】田所洋二(山内明)、佐和子(香川京子)、居村くに(杉村春子)、麻子(北沢典子)。【データ協力:のよりん】【参考文献:石井ふく子著「お蔭さまで」(1993/06/20、世界文化社刊)】
キー局 TBS 放送曜日 放送期間 1964/01/26~1964/01/26
放送時間 21:00-22:00 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 東芝日曜劇場(第373回)
主な出演 香川 京子山内  明杉村 春子北沢 典子垂水 悟郎今井 和子奥野  匡
主な脚本 橋田寿賀子橋田壽賀子
主なプロデューサ 石井ふく子
主な演出 蟻川 茂男蜷川 茂夫…誤り蜷川 茂男…誤り
局系列 JNN
制作会社 TBS

Tag Cloud

香川京子 佐和子 山内明 渡す 石井ふく子 給料 田所洋二 北沢典子 洋二 夫婦 橋田寿賀子 みる 指輪 橋田壽賀子 月給袋 主婦費 杉村春子 語る 買う 書く 春山和典編 ビックリ 監視 栄転 あり方 会社員 交際 渡る 最初 垂水悟郎

リンクパーツ

直リンク用URL ヘルプ
引用パーツ ヘルプ


インフォメーション

クチコミ

ユーザレビュー

ドラマデータ提供