幕末に生まれ育ち、強い情熱と行動力で貿易の偉業を成し遂げた女性商人の半生を辿る歴史ドキュメンタリー。大浦慶（通称お慶さん）は、親が営む油問屋の経営難立て直しを契機に、茶の輸出を着想。しかし女性だからと相手にされず、なかなか役所から貿易の許可が出なかった。そんな中、役所に度々通い、茶の勉強のため密航で中国にも渡る。豪商・小曽根六左衛門やオランダ通詞・品川藤十郎などの協力も得ながら、日本初の茶の輸出に成功。以後、これが日本全体の貿易の活性化に繋がり、茶の輸出は生糸に次ぐ輸出産業にまで発展した。舞台でお慶さんを演じたことのある川中美幸が、その波乱に満ちた半生を説得力のあるナレーションで振り返る。また、再現ドラマや古写真、史跡を交え、お慶の実像に迫りながら、維新を陰で支えたエピソードや坂本龍馬との知られざる接点も明らかにする。【以上、時代劇専門チャンネル番組広報資料より引用】番組ジャンルとしてはドキュメンタリーであるが、再現ドラマで大半が構成されており当データベースに収録している。協力：劇団ちゃんぽん、長崎歴史文化博物館、長崎市出島復元整備室、長崎大学附属図書館、大村市 旧楠本正隆屋敷、長崎市 心田庵、長崎文献社、製茶問屋・岡田商会、大丸茶業、明治座、グラバー園、橋本商会、東彼杵町役場、あおぞら映像。古写真提供：長崎大学附属図書館、国立国会図書館。参考文献：大川内清孝「大浦お慶の生涯」、本間　恭子「大浦慶女伝ノート」、原口　　泉「龍馬が惚れた女たち」。【役名（演技者）】大浦お慶（下春由紀子）、小曾根六佐衛門（本山善彦）。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】