関西地区で平均37.5％、最高64.8％（第199回）という高視聴率を記録した公開収録形式のテレビドラマ『てなもんや三度笠』（放送期間：1962/05/06～1968/03/31、全309回）の一編。モノクロ放送。脚本の香川登枝緒は本作にレギュラー出演した入川保則と山東昭子について後年記している。「（藤田まことと白木みのるという）ノッポとチビの爆笑コンビに対して、水もしたたる勤王派の若武者と、それを慕う武家娘に扮したのが、入川保則と山東昭子だった。入川は年とともに役どころは変ったが、個性的なマスクと渋い演技で、多くの仕事をこなしているし、山東女史はおどろくなかれ！自民党の女性幹部として国事に奔走しておられる。【この項、香川登枝緒著「まあ聞いてんか 香川登枝緒です」（1990/12/25初版、ファラオ企画発行）より引用】」提供：前田製菓。【役名（演技者）】あんかけの時次郎（藤田まこと）、三四郎（入川保則）、浪路（山東昭子）。【参考文献：読売新聞1962/06/03テレビ欄、資料「澤田隆治演出作品一覧」（冊子・企画書「澤田隆治のてなもんや交遊録－涙と笑いの裏側－テレビ30年史」（株式会社電通発行）綴込）】