八甲田のふもとにある一軒の寂れたラーメン屋。メニューは、かつての青函連絡船名物「海峡ラーメン」だけ。店主の徹（とおる）が海峡ラーメンにこだわるのは、連絡船に残した一つの“後悔”があるからだ。 ある日、明（あきら）という男と車いすに乗った老人が店にやってくる。“津軽海峡の宝”を探している明は、そのありかを知る老人を見つけるが、認知症が進み「海峡ラーメン…黄金の宝…」とつぶやくばかり。徹の「海峡ラーメン」を食べさせるが、老人は何も思い出さない。なんとかして思い出させるために、明は八甲田丸を当時と同じ雰囲気に復活させよう、と徹に話を持ち掛ける。あっけにとられる徹だったが、気が付けば、明の途方もないたくらみに巻き込まれていく。徹の止まっていた時間が、28年の時を越えて動き出そうとしていた。果たして、八甲田丸はよみがえるのか？老人は宝の事を思い出すのか？そして、徹の“後悔”とは…!?青函連絡船と海峡ラーメンを巡り、青森の人々の思いが交錯するハートフルコメディー。【以上、NHK広報資料より引用】撮影協力：青森市、青森ケーブルテレビ、青森中央学院大学、青森中央短期大学、青函連絡船OB会、青函連絡船史料研究会、寺尾　孝一、田村　隆史、赤石　元義、小野みゆき。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】