「思い出の食、捜します」――その一行広告を頼りにたどり着ける看板ものれんもない「鴨川食堂」。京都の東本願寺近くにひっそりと建つその食堂へやってくるのは、悩みを抱えた現代の人々。仕事、家族、人生、恋、人間関係…。悩みは千差万別だが、看板娘・鴨川こいし（忽那汐里）は客の悩みを真摯（しんし）に受け止め、父・鴨川流（萩原健一）は元刑事の勘と洞察力を駆使し、客の本当に望む食は何かを突きとめ、一流の京料理人として腕をふるって食事を再現する。“こいし”と“流”の努力の結晶である「思い出の食」を口にすることで、客は、生きる勇気、人生の喜びを見つけて鴨川食堂を後にする…。【以上、NHK広報資料より引用】制作発表時にはレギュラー出演陣に内田朝陽の名があったのに実際の放送では登場場面がなかったことから萩原健一により降板させられたという報道が放送当時、出回った。各回のサブタイトルは以下のとおり。第１回「母の肉じゃが」、第４回「妻の鍋焼きうどん」、第５回「おじいちゃんのハンバーグ」、第６回「初恋のビーフシチュー」、第七話「父の海苔弁（「海苔」にルビ「のり」が付く）」、最終話（第八話）「金曜日のチャーハン」。撮影協力：京都メディア支援センター、東本願寺、数珠屋町商店街のみなさん。【役名（演技者）】鴨川こいし（忽那汐里）、来栖 妙（岩下志麻）、鴨川 流（萩原健一）、鴨川掬子（財前直見）、福村 浩（吉沢悠）、横峯克彦（豊原功補）、桜 八十吉（麿赤兒）、中学時代のこいし（井頭愛海）、窪山秀治（大地康雄）。