高校時代は一番感受性が高く、クリエイト能力が花開く時期。テレビドラマでも、映画でも、演出家は脚本が書けてこそ、演出能力を発揮できる。そこで、CS放送フジテレビONE/TWO/NEXTでは、演出家の才能発掘のため、昨年から「ドラマ甲子園」を立ち上げた。第２回となる今回は、昨年8月30日から今年4月末まで募集し、多くの作品が寄せられた。厳正な審査の結果、第2回『ドラマ甲子園』大賞に選ばれたのは、兵庫県在住の丸山美海さん（18歳）の『なんでやねん受験生』で、塾で出会った二人が恋に落ちるも“受験生”であることを理由に別れる事に。そんな二人が受験当日、まさかの隣り合わせ？！そこから始まる試験会場での1日を描いた作品。受験生の間に恋をし、いちゃいちゃし、そして別れたカップル（？）が、受験当日、まさかの隣り合わせ？！冷めてるさえない白目ボーイ・駿也と、夢見る快活ガール・朱音。二人は高校三年生、例にもれず受験生。にもかかわらず恋に落ちてしまう。二人の塾の英語講師、熱血ティーチャー・高橋が「受験中は恋愛ダメ！ ゼッタイ」方針であることもあり、周囲に内緒で、時間をずらして塾をぬけてはいちゃいちゃいちゃいちゃ……。受験生であることのしがらみ、障害、そんなものが二人（特に朱音）を燃え上がらせる一方で、自分がいま抱いている気持ちが本当に恋なのか。相手が自分に抱いている感情が本当に恋なのか。そういった不安も募っていく。しかも、両思いであることを知っているのに付き合ってはいない。そんなよくわからない関係のまま、どんどんと勉強がなおざりになっていき、とうとう高橋にいちゃいちゃ現場を発見されてしまう。そんなこんなで駿也が塾を変え、ぱったりと会わなくなったという過去を持つ二人は、隣にお互いを感じながら、そしていろんなことを思い出しながら問題を解き始める。もちろん集中なんてできない。熱血すぎる高橋は、入試応援のため会場内まで乗り込んでくる。前の席の彼はわざわざマスクを外して咳をする。愛しい気持ちはどんどん募る。さあどうする受験生。なんでやねん受験生。……結局ふたりは恋人になり、仲良く浪人することになる。【以上、フジテレビ広報資料より引用】書籍協力：「ロミオとジュリエット」シェイクスピア著（新潮文庫刊）、教学社。撮影協力：兵庫県立宝塚北高等学校、海遊館、ひょうごロケ支援Net、伊和志津神社、大阪フィルム・カウンシル、宝塚市、放送芸術学院専門学校、大阪アニメーションスクール専門学校、ウィル、ウィル不動産販売、深谷フィルムコミッション、埼玉工業大学。協力：バスク、フジアール、スポット、アンバーライト、ジースタッフ。車輌：IDA。