弱きを助け、強きを挫く！情に厚く、正木流免許皆伝の十手術と万力鎖の技で悪に立ち向かう岡っ引、「黒門町の伝七」を中村梅之助が演じた痛快時代劇の第79回。伝馬町牢屋敷に火の手がせまり、囚人が明昼九ツまで一時とき離しになった。囚人の中に笛の名人・三田村松風の門下菊次郎がいた。伝七（中村梅之助）は、この機会に名笛・春告鳥盗みの嫌疑をはらそうと必死の菊次郎を手助けすることになった。息子・半九郎に松風の跡目を継がせたいばかり、弥助は口入れ屋・鉄五郎に春告鳥を盗ませ、菊次郎にその罪をかぶせた。愚かな親ごころなのだ。ところが…。【以上、BS日テレ広報資料より引用】連続ドラマ『伝七捕物帳』（放送期間1973/10/02～1977/10/11、全160回）の第79回。1979年からテレビ朝日でも同名ドラマが放送されており、それと区別するため「日本テレビ版」と付記している。【役名（演技者）】黒門町の伝七（中村梅之助）、かんざしの文治（今村民路）、小春（和田幾子）、赤っ鼻の五平（瀬川新蔵）、ちょろ松（稲吉靖司）、藤助（中村靖之介）、早瀬市之進（北相馬宏）、六蔵（田中春男）、お玉（呉恵美子）、弥助（多々良純）、菊次郎（伊吹吾郎）、雪路（志摩みずえ）、半九郎（綿引洪）、三田村松風（村上冬樹）、鉄五郎（深江章喜）、権次（大門伍郎）、茂八（佐々木一哲）、石出帯刀（東大二朗）。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】