浅野ゆう子と柳葉敏郎のコンビが財務捜査官と刑事、それぞれの観点から事件の真相に切り込んでいくシリーズの第８弾。経済ジャーナリスト殺害事件の謎を追う、雨宮瑠璃子（浅野ゆう子）と村上徳郎（柳葉敏郎）だが、村上は尊敬するかつての上司が事件に関わりがあることを知り悩む。殺されたジャーナリストがインサイダー取引と投資詐欺を働いていたことを瑠璃子が見抜き、ジャーナリストに関わっていた人物に嫌疑が及ぶ。複数の人物が複雑につながっており、謎は深まるばかりだ。しかし瑠璃子が巧妙に仕込まれた暗号を解読したことから、事件解決の突破口が開く。さらに、村上の上司が職を辞するきっかけとなった13年前の悲劇も明らかになり、この悲劇が今回の事件に影を落としていることが次第に判明する…。ある熟年合コンで偶然同席した、雨宮瑠璃子（浅野ゆう子）と村上徳郎（柳葉敏郎）は、その帰り道、女性の悲鳴を聞いて現場に駆けつける。そこには男が血を流して倒れており、すでに息絶えていた。男が落ちたと見られるビルの階段を村上が駆け上るとそこには意外な人物が立っていた。元刑事で村上の上司でもあった南雲大作（石倉三郎）である。いぶかる村上に南雲はたまたま通りかかっただけだと語り、立ち去った。死んでいたのは経済ジャーナリストの唐沢守（萩野崇）で、部屋に争った形跡があったことから警察は殺人事件として捜査を開始する。瑠璃子たち財務捜査官は唐沢の部屋に残っていた書類を調べ、唐沢がインサイダー取引と投資詐欺を働いていたことを突き止めた。村上はその書類の中に唐沢に関わりのあった人物のひとりの名を発見して驚く。それが南雲の娘、雪乃（中山忍）の夫である近藤智久（川崎麻世）だったからだ。南雲が事件に関与していた疑惑がさらに深まった。瑠璃子と同じく財務捜査官の松下静夫（梨本謙次郎）は、証券会社に勤める近藤の元を訪れ、元同僚の笹永邦彦（相島一之）も唐沢と面識があったという証言を得る。一方、村上が南雲のアパートを訪ねると、南雲は事件については何も知らないと答えるのみだ。その南雲はファイナンシャルプランナーの大河原健一（内田朝陽）をしつこくマークして、独自に唐沢殺害と詐欺事件の真相を探っていた。そんななか瑠璃子は室長・藤堂房雄（伊武雅刀）から、南雲が警察官を辞める原因となった13年前の事件の顛末を聞く。やがてこの13年前の事件が今回の事件に大きく影を落としていることが明らかになる…。【以上、TBS広報資料より引用】撮影協力：北区滝野川会館、山野美容専門学校、TIME512。協力：バスク、フジアール。車輌：ドルフィンズ。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】【データ協力：やす】