文化庁芸術祭参加作品。「『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』など数々の名作を生み出し、「マンガの神様」と呼ばれる手塚治虫。2013年は名作の一つ、『B・J（ブラック・ジャック）』が誕生40周年に当たる。1973年という人気低迷のさなか、『B・J』を生み出し、世界初の２時間テレビアニメの制作へと乗り出す手塚治虫の復活にスポットを当てる。時にわがままで、けれど決して自分に妥協を許さない手塚治虫の生き方を、ユーモラスなエピソードを交え、人間味たっぷりに描き出す。物語は、仕事に情熱を持てずにいた出版社・秋田書店の新人編集者・小田町咲良（大島優子）が、ひょんなことから2013年から1973年にタイムスリップし、伝説の鬼編集長・壁村耐三（佐藤浩市）の指名で 手塚治虫（草なぎ剛）の編集アシスタントになるところから始まる。当時、人気が低迷していた手塚は、たった４回の連載にも関わらず喜んで『B・J』を執筆し、その評判とともに手塚人気も復活していく。描くのは早いが仕事を引き受けすぎて「手塚遅虫」「手塚嘘虫」とあだ名をつけられながらも、決して妥協を許さず、〆切りにも間に合わせる徹底主義と集中力、そして、そんな手塚に振り回されながらも魅了され、忍耐強く仕事をこなしていく周囲の人々にあ然とさせられる咲良。やがて手塚は、一度は失敗したアニメ事業にも関わらず、世界初の２時間テレビアニメの制作へと乗り出す。案の定、停滞する制作現場を心配する咲良に、壁村は手塚治虫の作品に対する姿勢を語るのだった…。【この項、関西テレビ広報資料より引用】」撮影協力：川崎運送、ハマロケ、神田古書店連盟、琥珀、BOOK-OFF、ガリレオ、旅館西郊、相模鉄道、六本木　花りん、虫プロダクション、カフェ＆バー　プロント品川店、ふちゅうロケーションサービス。協力：TMCレモンスタジオ、ブル、スポット、フジアール、ビデオスタッフ、グリフィス、ザ・ホライズン、ショウビズクリエーション、マリンポスト、ナイス・デー、キュー・テック、ドルフィンズ、三交社。映像提供：「ジャックと豆の木」、角川書店。車両：千葉　明夫、引地　一彦。