あの店に行けば救われる、誰もがやさしくなれると評判の伝説のバー。女は、そんな口コミなんてくだらないと、若きカリスマバーテンダーに挑むような気持ちでその店を訪れた。雨に降られ濡れてしまったことも手伝ってか、女は不機嫌さを隠そうともせず、バーテンダーの問いかけに答えようともしない。評判を聞いて訪れる客や冷やかしの客には慣れているものの、さすがのバーテンダーも完全に自分を無視する女の態度に徐々に苛立ちを募らせていく。そんな中、ふとしたアクシデントで、バーテンダーは女の様子がおかしいことに気付きハッとなる。隠し続けた彼女の秘密とは……。そしてまた、それに気付いたバーテンダーは、心を閉ざした彼女に何が出来るのか……。【以上、番組広報資料より引用】毎回異なる２人のキャストがカウンターテーブルで繰り広げるショートストーリーの一編。『カウンターのふたり』はATPグランプリ2012ドラマ部門奨励賞を受賞。