風情あふれる京都を舞台に、高嶋政伸演じる「美味しいモノには目がない」超グルメなカメラマン・星井裕と、水野真紀演じるその元妻で京都府警警部の安西美雪が事件を解決していく姿を描く旅情ミステリーシリーズ第３弾。今回は「芸術」と「ビジネス」、「伝統」と「革新」という相反する思惑が交錯する絵画の世界が事件の舞台に…。いつも仕事を引き受けている雑誌社からの依頼で、京都を活動拠点にしている人気着物デザイナー・辻川（池内万作）を取材することになった星井裕。だが、その取材のために訪れた京都で、星井はまたしても死体の第一発見者になってしまう。しかも、発見した死体の身元は、星井が以前取材をしたこともある著名な画家・植山小堂（本田博太郎）で、発見当初は自殺だと思われたが、捜査により一転して殺人事件との見解になる。星井は、今回も事件の捜査にあたる元妻の美雪と共に事件の謎を追うのだが、植山の弟子や出入りの美術商など、植山殺しの容疑者として次々と怪しい人物が浮き上がってくる。果たして星井と美雪は犯人を突き止めることが出来るのか？フリーカメラマンの星井裕（高嶋政伸）は雑誌社の取材で、京都を拠点に活動している人気着物デザイナー・辻川ミゲル（池内万作）を取材することになる。ところが、京都を訪れた矢先に星井は通りがかった庭先で男の首吊り死体と遭遇。またしても死体の第一発見者となってしまう。遺体の身元は、高名な日本画家・植山小堂（本田博太郎）で、星井もよく知る人物だった。植山の死は、発見当初「自殺」と思われたが、京都府警は検視で遺体から睡眠薬を検出。事件を担当する京都府警の安西美雪（水野真紀）や岩本（北見敏之）は殺人事件として捜査を進める。星井は2年前に植山の取材をしており、植山の温厚な人柄を想い悲しむ。しかし美術商の不動（徳井優）に話を聞くと、植山はひどく神経質な男だったと言う。辻川も実は植山の弟子だったが反りが合わず、植山に破門されたのだと星井に明かし、星井はそのイメージの違いに戸惑う。星井は植山の助手である喜多川綾子（遠野なぎこ）を訪ね、植山のアトリエを見せてもらうのだが、そこには、植山が描いた美しい桜紋様の絵画が、無残に切り裂かれた姿で残され、星井は周囲が語るように植山がスランプで苦しんでいたことを知る…。一方、京都府警では、現場に落ちていたライターが不動の持ち物だと判明する。美雪は不動を取り調べるが、不動は殺害時刻に美術商仲間の糸山（東てる美）と会っていた。容疑者全員にアリバイがあり、捜査は行き詰まる。そんな中、星井による辻川の着物の撮影が始まる。安西警部はそこで、辻川と綾子の間に流れる親密な空気に気付く。一方星井は、辻川の着物の柄の一部が、植山のアトリエで見たあの桜紋様と瓜二つであることに気付く。一つの仮説に至った星井は、ある懐石割烹の「卵焼きの味」を頼りに、事件の真相に近づいていく…。【以上、TBS広報資料より引用】車輌：細川　利昭。特別協力：京近江。協力：映広、京映アーツ、カースタントTA・KA、チームブル、NK特機、関西ロケーションサービス。撮影協力：江寿　コンテンポラリーアート、京玄庵、祇をん　八咫、東寺　琴さき茶屋、旧嵯峨御所　大覚寺、京のつくね屋、京料理　宮前、五個荘近江商人屋敷、BAR SEA STORE、びわ湖大津館、浮御堂、園城寺（三井寺）、西教寺、滋賀院門跡、楽農舎、京懐石　京割烹　清元、滋賀ロケーションオフィス。【役名（演技者）】プロカメラマン・星井裕（高嶋政伸）、京都府警洛東署警部・安西美雪（水野真紀）、日本画家・植山小堂（本田博太郎）、星井のアシスタント・小林奈津美（さくら）、京都府警洛東署巡査部長・岩本太（北見敏之）、雑誌編集長・金井美智子（芳本美代子）、料亭「八咫」店主・辰巳建夫（中本賢）、植山小堂の弟子・喜多川綾子（遠野なぎこ）、着物デザイナー・辻川ミゲル（池内万作）、画廊店主・糸山景子（東てる美）、「香雲堂」店主・不動明夫（徳井優）。