「犯人逮捕」から始まる新感覚ミステリー。事件を検証する警視庁・管理官、新海晶（観月ありさ）が事件の裏に隠れた真実を突き止める。例えそれが悲劇だとしても、醜悪だとしても、そこにはもうひとつの答えがある。ひとつの事件。ひとりの犯人。でも、答えはひとつじゃない…。検証捜査官―自白誘導・誤認逮捕・冤罪など未然に防ぐため、解決済みの事件を新たに検証し直す役割を担う。科学捜査が進歩した現在、過去に逮捕した犯人が最新のDNA鑑定により無実が証明されるといった事例も増えている。常に事件の早期解決を期待される警察。現場の刑事は期待に応えようとするあまり、時に誤った結論に飛びついてしまう。しかし、それは絶対に許される間違いではない。そこで設けられたのが、警視庁捜査一課の末席に名を連ねる「検証捜査係」だ。容疑者逮捕から、検察が事件を起訴するまでの限られた時間の中で検証捜査係が事件を再検証し、現場の捜査官の暴走による冤罪を未然に防ぐという重要な任務を与えられているのだ。ところが、その実際の仕事は捜査報告書の誤字脱字を直して『検証済』のハンコを押し、検察へ送致するという単純作業のお役所仕事。そんな係のメンバーは、仕事への熱意を失ったたたき上げのベテラン刑事を筆頭にちょっとひと癖、やや難ありのメンバーばかり。検証捜査係は、警察が自分たちの公正さを世間にアピールするために作った名ばかりの係なのである。そんな係のリーダーとして新しい女性管理官、新海晶警視が配属される。キャリア警官として郊外の所轄署の署長を務めていた晶だったが、ある事件がきっかけで出世のレールをはずれ、検証捜査係にやってきた。その晶はハンコを押すだけの「お役所仕事」から脱却、本気で「検証捜査」を開始してしまう。調書の中の小さな疑問から新事実をみつけだし、解決したはずの事件をひっくり返すと真犯人をみつける晶。その武器となるのは鋭い観察眼と、事件解決をあきらめない行動力。そして、悪事を放っておけない正義感だ。当然、プライドをズタズタされた担当刑事たちは怒り心頭となるが、晶は全くひるまない。警察の捜査に誤りがあった時は非を認めて、正しく事件を解決する責任がある。検証捜査係はそんな重要な任務を負っている。そんな晶のメッセージは検証捜査係のメンバーの眠っていた意識を少しずつ変えていく。そしていつしか晶を中心に結束し、逆風の中、捜査報告書の中に埋もれかけている事件の真相を追い始めるのである。例えそれが悲劇をもたらす事実だとしても、人間の醜悪な心をさらけ出すものだとしても、彼女たちは追い続ける。今までの答えを覆す、もうひとつの答えを。なぜならそれが、正しい答え(アンサー)だから。【以上、テレビ朝日広報資料より引用】協力：FILM、コンガス、東京美工、高津装飾美術、マービィ。撮影協力：泉田工業株式会社(1)、長栄歯科クリニック(1)、かつみ不動産(1)、衆議院 憲政記念館(1)、東京西徳洲会病院(1)、AJINOMOTO STADIUM（味の素スタジアム）(1)、FARO City Vision(1)、中國料理 東方一角(1)、スペースクリエイト 自由空間(1)。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成(1)）】【放送日時補足】第６回（2012/05/23放送）の放送枠は、水曜21:20～22:14。【役名（演技者）】新海 晶（観月ありさ）、永友真一（田辺誠一）、小暮茂雄（片岡鶴太郎）、薄井昭三（松重豊）、長谷部吉伸（五十嵐隼士）、唐沢潤平（橘慶太）、幸村 勇（眞島秀和）、有富 功（風見しんご）、武邑嗣雄（田山涼成）、東出祐介（遠藤憲一）、小暮遥花（金井美樹）、峰岸龍夫（モト冬樹）。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成(1)）】