第49回ギャラクシー選奨受賞作品。「散歩の中で気づく一つ一つの事象とことば。みつける、わすれる、みつける、すてる、みつける、気になる、みつける、とっておく、その繰り返し。私の胸は小さすぎる。でも、その事象とことばが、胸の中にたまってくると、胸は大きくなる、もっと。【この項、TBS広報資料より引用】」「夏の公園の昼下がり、三十代の女性が子どもと戯れながら木漏れ日の中を散策している。そんな日常的で抒情溢れる一コマ一コマに、女と男の心象風景をさりげなく忍ばせ、それを風に乗るかのように言葉へと導いています。だから、陽だまりの中での散策シルエットに心が和み、谷川俊太郎の詩がふっと心をかすめるのです。ここには、映像詩の名に値する世界があります。【この項、「GALAC」（雑誌、放送批評懇話会編集・発行、角川グループパブリッシング発行）2012年７月号より引用】」【データ協力：LED】