派手なデコトラ「文太号」を駆るトラックドライバーの春野サクラ（松浦亜弥）は、元ヤンで口は悪いが、根は純情な女のコ。普段なら配送の仕事を終えると事務所に戻るが、今日は、なかなか帰る気が起こらない。というのも、事務所ではサクラの親友で会社の同僚だった緑さつき（浜口順子）の送別会が行われているのだ。これから婚約者の暮らす瀬戸内海の小さな島に向かい、さつきはお腹の赤ちゃんともども幸せになる。そんなさつきを祝福する社員たち。だが、事務所に戻ってきたサクラは、その様子をこっそりと伺うだけ…。というのも、さつきの婚約者、高崎雄二（橋本じゅん）はサクラの元カレだった。複雑な心境のサクラは、その場から静かに立ち去る。高崎と別れてから二年。サクラは、さつきと高崎との結婚を素直に喜べない自分に戸惑いを感じる。だが、さつきから贈られた数々のメッセージカードを眺めているうちに、踏ん切りをつけ、「文太号」でさつきのマンションへ向かう。高崎のもとへ身重のさつきを送ることに決めたサクラ。喜ぶさつきは、「二人で思い出の場所に行こ！」と提案する。梅田のテニスクラブや十三の商店街など、思い出の場所を巡るうち、自然といつもの仲良しに戻る二人。だが、サクラが一番好きな場所だという舞子浜に到着すると、さつきの様子が一変する。そこは、高崎がさつきを連れて行ったことのある場所であり、高崎の一番好きな場所でもあったのだ。サクラはまだ、高崎のことが好きなのかもしれない。そう感じたさつきはサクラを問い詰め、二人の間には険悪な空気が流れる。だが、サクラのトラックが盗難に遭ったことから事態は急変。仕方なく、高崎に迎えに来てもらうハメに…。はからずも、高崎と再会したサクラ。久しぶりに会う元カレは昔と変わらず、頼りがいのあるカッコイイ男だった。思わず心が揺れるサクラ。そんなサクラの心を見抜くさつき。果たして三人の行方は…。【以上、朝日放送広報資料より引用】「合間に流れるCMは、ドラマのスピンオフ作品のミニドラマ『ダイチとメグミ あるいは園子の物語。』（全5話。各話約2分）となっていて、サクラの父・大地（稲健二）と妹・恵（小浦愛）、母・園子（徳田尚美）による思春期の娘を巡る気まずい父と娘の関係の物語となっています。劇中の恵の恋人役の男性、春野運輸の取り引き相手に扮した男性たちは誰なのか不明。スポンサーは、第1話から順に、mister Donut、eo光、KaneKa、宅配寿司 銀のさら、Gillet。【この項、文：市村】」車輛：戸高　幸重（正しくは「高」は「はしご高」）。協力：amc、大阪スクールオブミュージック専門学校、大阪ダンス＆アクターズ専門学校、NTTドコモ、ビー・フレックス。ロケ協力：かに道楽、喜八州総本舗、空中庭園展望台、ステーキハウス genpei、株式会社 長岡工作所、淡路島フィルムオフィス、ひょうごロケ支援Net、大阪ロケーション・サービス協議会、淡路島国営明石海峡公園、兵庫県立舞子公園。【演技者…役名】「松浦亜弥…春野サクラ（春野運輸のトラックドライバー。播州弁を話す元ヤン）※トラックの塗装では「はるの運輸」、浜口順子…緑さつき（サクラの親友。春野運輸の従業員）、稲健二…春野大地（サクラの父親。春野運輸の社長）、徳田尚美…春野園子（サクラの母親）、小浦愛…春野恵（サクラの妹）、小林幸太郎（チョップリン）…ホテルの従業員（サクラとさつきが泊まる瀬戸内モーテルの男性）、上田一軒…春野運輸の従業員（さつきの送迎会にいる鉢巻きの男性）、北村守…春野運輸の従業員（さつきの送迎会でビールをラッパ飲みする赤い繋ぎを着た男性）、森澤匡晴…春野運輸の従業員（さつきの送迎会で寿司桶を抱えた赤い繋ぎを着たメガネの男性）、山本禎顕…春野運輸の従業員（さつきの送迎会でドーナツを食べる首にタオルを巻いた男性）、白山豊…警官（徳島鳴門南署の生活安全課の初老の男性）、武鑓亜紀子…※倉田プロモーションの女優さんで、おそらく春野サクラのスタンドインでしょう。盗まれたトラックを追って走り、坂道で転げたりするシーンなどを吹き替えていると思います。、橋本じゅん…高崎雄三（さつきの婚約者。サクラの元彼氏。保険会社を脱サラして瀬戸内海の島で日本産のワインを作ろうとしている）。【この項、文：市村】」【データ協力：市村】