極道の世界から足を洗った翼彦一（草なぎ剛）は若年性アルツハイマーと闘病中の羽鳥晶（夏川結衣）を見舞いに行く日々を送っていた。晶は、息子の涼太（加藤清史郎）や彦一のことを認識ができるとは限らない状態。だが主治医竹村（岩松了）は驚くほど状態が安定してきており、それは彦一への強い思いがあるからだと彦一に語るのだった。一方、幹部研修の名のもと老人介護をしていた隼会の面々も新たな一歩を踏み出していた。【以上、フジテレビ広報資料より引用】「元々のドラマが今１つ消化不良な結末だったので、そこを補完してくれるような内容を期待したのだけど、これまた何とも消化不良な結末だった。結局、事件の顛末がよくわからない。クライマックス、主人公は敵陣へ命がけの殴りこみをかけるまでは、けっこう盛り上がって観てたのだけど……。その後、主人公たちは重傷を負いつつも生き永らえる。まあ、これはこれでいい。でも、その結果、シマの問題とか老人向けの悪質ビジネスの問題とかが、どうケリがついたのか、さっぱりわからない。何よりも死ねなかった主人公は、結局、堅気として生きるのか、極道として生きるのか、というずっと抱えてた問題に、どう落とし前をつけたのか。まあ、続きがあるようなニュアンスも感じたから、そのへんは次に持ち越しということかもしれない。しかし、だとしても、答えを出せないなら出せない主人公の葛藤をもっとしっかり描くべきではないか。だって、それこそが、このドラマの肝といえるわけだから。でもまあ、このスペシャルを観て改めて思ったのは、このドラマ、やっぱり好きだな、と。だから、続きがあるなら、期待したいところだけど、果たして……？【この項、文：デュアン(2011/01/12)】」取材協力：高木　徹也（杏林大学）、NPO法人きずなの会、キーパーズ、善行寺、東京医薬専門学校。資料提供：人文社、ホスピタルチャンネル。協力：ファン。映像提供：テイチクエンタテインメント。撮影協力：NPO法人パートナーシップきさらづ、茂原市榎町商店街、茂原市、木更津・田所ビル、木更津市民会館、木更津・富士見ビル、RANDY、千葉県フィルムコミッション、もつ福、橋本自治会連合会、公立長生病院、橋本地区老人クラブ連合会、はくが、橋本神明大神宮、赤坂　棲　外楼飯店、館山・パームビレッジ、かずさアカデミアパーク、ジュエリーツツミ、木村屋金物建材、ネクストワークス、さんむ医療センター、JRバス関東、南房総ロケーションサービス、富里市。【データ協力：LED】