中村竹弥はNHK『不漁期』での演技が認められての抜擢…ということにテレビドラマ史ではなっています。が、宮武氏に聞いたところによると、たんに予算の範囲でやってくれる役者を捜してたようです。小野敦子という女優さんがNHKでいっしょだった中村竹弥を連れてきて、はじめてそこで竹弥を主演者にどうかと検討したそうです。制作ノートに予算も書いてありましたが、驚くほどの低予算でした。【以上、文・中田雅喜】。1953/07/22、水曜20:00～20:30にも同じキャストでオンエアされている。再演なのか再放送なのか不明。【役名：演技者】親方：笈川武夫、千太：長浜藤夫、吾平：富田仲次郎、光夫：佐藤友彦、泰三：千葉栄、しま：田上嘉子。