マイホームの夢を持つ倹約家の妻・瞳（小日向しえ）はマトリョーシカ人形の中にヘソクリを隠していた。その一部を使い込んでしまった夫・昇（永山たかし）は、使い込みがバレないようにコピー機で作ったニセ札をヘソクリに混ぜてごまかしていたが、臨時収入を得たため、妻が留守の間に本物の札と入れ替えておこうと考える。しかし留守を見計らったつもりで帰宅したところ、瞳の妹で雑誌記者の〔ユイ〕（佐藤千亜妃）が、節約術の達人として瞳を取材に来ているので驚く。瞳たちの隙を見て、本物とすり替えようとする昇。ところが毎朝新聞の集金人である内山（土井よしお）が訪れるので、瞳はヘソクリの中からニセ札で支払うことに。ニセ札被害が多いという内山は、それがニセ札だと気付き、そこへ内山の車の駐禁を注意するために警官（坂本七秋）もやって来て…。【以上、文：市村】実際に起こったあり得ない事件をドラマ仕立てにし、人間のおかしさや悲哀を全11話をそれぞれ異なる監督が1話完結で描くドラマシリーズ「あり得ない」の１本。衣裳協力（YOU担当）：Jsta Enterprise Co.,Ltd、Sleep Forest。協力：映広、Studio DU、光影舎、ビーグル。衣裳協力：おかもと技粧。【演技者…役名】「永山たかし…望月昇（結婚記念日を間近に控えた夫婦）、小日向しえ…望月瞳（結婚記念日を間近に控えた夫婦）、佐藤千亜妃…〔ユイ〕（瞳の妹である雑誌記者）、椎名康裕…〔コジマ〕（雑誌のカメラマン）、坂本七秋…警官、土井よしお…内山（毎朝新聞の集金とかもめ急便の配達の掛け持ちをする男性）。【この項、文：市村】」【データ協力：市村】