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ドラマ 詳細データ芸術祭参加作品 マリアの港へ

第15回芸術祭参加作品。ひとりの日系ロシア人の女性の目を通して、混血問題を様々な角度からとらえる。「福岡放送局に「テレビ・ドラマの黄金時代」があったことを知っている人は少ない。その幕開けの作品が、「マリアの時代」だった。これはLK(福岡放送局)初の全国向けテレビ・ドラマであり、しかも初の芸術祭参加番組だったという記念すべきもの。白系ロシア人の若い女性と日本人青年との恋愛のもつれを長崎の風土を背景に描いた作品だったが、企画・演出したディレクターの角田嘉久さん(故人)、実はラジオ・ドラマの演出にかけては名人といわれた人だったが、テレビはもちろんまったくの素人だった。初めは番組全体を生の演技で貫き、一部にフィルム映像を入れるつもりだったが、セットの数が多すぎて、LKのスタジオ内に一度に組み込めないことがわかった。そこで、急遽ビデオ収録することになったが、もちろん当時はまだ福岡には配備されておらず、画像は逐一マイクロ回線で東京へ送って録画してもらうことになった。ところが、ちょうど大相撲九州場所中継の時期と重なり、昼間は上り回線が使えない。東京から呼んだ姉川ローザ、谷川勝巳、荒木道子ら出演者は、気の毒なことに数日間、回線の空く午前一時頃から演技をしたという。当時はまだビデオテープも貴重で、そう勝手には編集できなかった時代。本番では、これに一部長崎ロケのフィルム映像を挿入するという面倒な手法をとったため、東京の技術陣も悲鳴をあげたという。しかし、芸術祭関係の賞には縁がなかったものの、角田さんは作品の出来映えに大満足だった。【この項、NHK福岡を語る会編「博多放送物語 秘話でつづるLKの昭和史」(2002年、海鳥社刊)より引用】」
キー局 NHK 放送曜日 放送期間 1960/11/11~1960/11/11
放送時間 20:55-22:00 放送回数 1 回 連続/単発 単発
主な出演 姉川ローザ荒木 道子永井百合子谷川 勝巳谷川 勝己)、里見 京子鬼塚 晟之福山恵美子
主な脚本 (作:筒井 敬介
主な演出 角田 嘉久
局系列 NHK
制作会社 NHK(福岡放送局)

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