樋口琴乃（中村玉緒）は、東京・浅草にある竹くらべ幼稚園の園長。オーナーの大河内文彦（北村総一朗）と、琴乃を母のように慕う直井直太郎先生（氷川きよし）と共に子供たちの面倒を見ている。今まで送り出した園児は何と1336人！その一人一人の名前と顔を覚えているというまさにスーパー園長だ。そんな竹くらべ幼稚園に通っている片柳勇太（小林翼）の様子が最近おかしいことに気が付く琴乃。勇太の母親は、やはり竹くらべ幼稚園の卒園生の片柳香苗（高橋かおり）。父親は既に亡くなっており、母子二人暮らしだった。琴乃は勇太から香苗が３日間帰ってきていないということを聞かされる。あんなに子煩悩だった香苗がなぜ…。ある日の深夜、谷口という男が車の中で刺殺された。酔っぱらいの目撃者の証言から、車には刃物を持った女性が乗っていたことが分かる。だが、誰だかわからない。しかもそばにはなぜか勇太の靴が転がっていた。捜査をしている所轄の刑事大岩大介（深水元基）を見つけた琴乃。大介もまた琴乃の教え子だった。警察の取調べから勇太を守ろうとする琴乃。だが、勇太は誰かをかばっているのか真実を話さない。あまつさえ、目撃したのは琴乃だと言い出した。連行される琴乃。幸い疑いはすぐに晴れたが、真犯人も分からず、香苗の行方も分からないまま。琴乃は、皆が心配するのも聞かずに、直太郎先生と共に香苗の行方を捜し始めるのだったが…。【以上、フジテレビ広報資料より引用】