渡瀬恒彦主演「ザ・公証人」シリーズ第７弾。今回は、真山の相棒である天野がトラブルに巻き込まれて大ピンチ！「公証人を辞任する」と弱音をもらす天野の危機を救うため奮闘する真山。二人の固い友情が描かれる。死体となって発見された不動産会社社長は二通の遺言書を残していた。一通は自筆で、もう一通は天野が作成した遺言公正証書だった。どちらが本物なのか？ 社長は自殺か他殺か？ 真山は死体発見現場のわずかな異変を見逃さず、事件解決の糸口をつかむ。二人を取り巻くレギュラーの里美（竹内都子）、加奈子（沖直未）、瀬古（犬塚弘）らとの微笑ましい会話も弾む。そんな会話の中にも事件解決のヒントが隠されているので見逃せない。公証人・真山壱成（渡瀬恒彦）は、路上でけがをした不動産会社の社長・鈴木一博（高橋長英）を病院へ運んだ。軽傷だと分かり真山はほっとするが、鈴木の妻・総子（結城しのぶ）はこの時、夫が末期ガンだと担当医から知らされる。総子は鈴木の後妻で、二人には娘の百合香（吉田羊）がいる。鈴木は先妻の娘が産んだ孫・陸を溺愛しており、総子と百合香の母娘を疎ましく思っていた。鈴木家の敷地には家具工房があり、鈴木の弟・茂（河西健司）とその弟子・元村舜（若林久弥）が働いている。真山の同僚の公証人・天野正直（蟹江敬三）も茂の椅子を愛用していた。2か月後、真山は偶然、百合香と再会。茂の家具の贋作が出回っていると相談を受ける。その時、真山は鈴木にも遺言について聞かれ、後日会う約束をする。ところが約束の前日、鈴木が死体となって自室で発見された。警察は自殺だと予想するが、遺言について思案している人物が自殺するとは考えにくい。現場にも不審な点があり、真山は鈴木が殺されたのではないかと疑う。さらに不可解なことに、鈴木が二通の遺言書を残していたことが判明する。一通は自筆のもの、もう一通は天野が作った遺言公正証書だ。自分への相談とは別に、鈴木がすでに天野と遺言公正証書を作っていたことを知り、真山は驚いた。自筆のものは、先妻の娘・映子（西尾まり）が財産を相続すると書かれ、公正証書は映子と総子と百合香、みんなに公平な内容だ。天野に遺言書を依頼した人物が鈴木本人だったのかと疑問が浮び、天野は公証人を辞めると弱音をもらした。真山は殺人事件である可能性を示唆し、真相を解明することが先決だと天野をいさめる。【以上、TBSチャンネル広報資料より引用】