人形をコマ撮りした作品。「平和ボケして暮らす人々の影では、つねに争いが起きている。そのとき、まず失われるのは人の命である。平成二十年日本。工藤組長率いる景気組の若頭候補・栗山とぐろ（声・宍戸錠）は、人を殺めることにためらうことのない、殺人マシーン。そんな栗山が火をつけた、宿敵・甘味一家との争いは、ついには血を血で洗う、もっとも苦い、いや、甘い戦いとなるのだった。」（第一話ナレーション）、「平成二十年、日本の巨大やくざ組織・景気組は、宿敵・甘味一家との血を血で洗う苦い、いや、甘い戦いでしのぎを削っていた」「あの日、甘味一家から届けられたケーキの詰め合わせ。甘いものに目がないわしらは、そこにしくまれた陰謀に、まんまとはめられたんじゃ。わしら極道たちの命は世の中から消え、魂はケーキに吹き込まれたんじゃ」「爆発により、数奇な、いや、ケーキな運命をたどることになった景気組。しかし、ケーキになったとて、彼らに甘い時間はなく、血を血で洗う、いや、スポンジとクリームでしのぎを削る、激しい争いに巻き込まれていくのだった」（第二話ナレーション）【以上、文・採録・練馬大根役者】【データ協力・練馬大根役者】