戦後、ソ連の捕虜収容所での日本人とルーマニア人との交流をテーマに、極限下での友情と勇気、そして半世紀以上にわたる「思い」をドキュメンタリーとドラマを交えて描く。戦後60年企画。1945年、軍医だった渡辺俊男（関口知宏）はソ連のシベリアに抑留された。極寒と劣悪な生活環境のなかで、１万人の日本兵と３千人のドイツ兵の収容生活。理不尽な抑圧が続くなか、渡辺はひとりのルーマニア人、アナトリエ・アールヒップ（クリスチャン・ホパ）と互いに心を通じ合う関係になる。監視を逃れ、母国や婚約者のことを語り合う。捕虜のひとりが演奏する「望郷のバラード」というバイオリン曲が重なるシーンに、心が震えた。ふたりの再会まで半世紀余。その「思い」の強さに人の「格」を感じる。【以上、文・保毛田弘志（朝日新聞2005/05/07付「試写室」より引用】資料提供・渡辺 俊男、鬼川太刀雄、矢内 廣、エラプカ東京都人会。撮影協力・北海道稚内市、北海道宗谷支庁、在日本ルーマニア日本大使館、在日本ルーマニア大使館、ロシア・エラプカ市、新潟県関川村、宮 忠煕（宮 忠照？）。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】
| キー局 | NHK | 放送曜日 | 土 | 放送期間 | 2005/05/07～2005/05/07 |
| 放送時間 | 21:00-22:30 | 放送回数 | 1 回 | 連続/単発 | 単発 |
| 番組名 | NHKスペシャル | ||||
| 主な出演 | 関口 知宏、クリスチャン・ホパ（クリスティナ・ポパ）、笠原 秀幸、音尾 琢真、河内喜一朗（川内喜一朗）、林 洋平、水下きよし、エレーナ・ヤンコーワ、アレクサンドラ・グレーワツェワ、アレクサンダー・プーフ、カリーナ・ルキャネーツ、ドミトリー・プーラフ、ユーリ・Ｂ・ブーラフ（クレジット表示なし）、コンラッド・ムシェク、マンフレッド・ヴォーダーツ、夏沢 ゆき、桑名 勝正、山本 四朗、花田 司、古川 三治、永田 英美、山本 大雲、稚内市のみなさん、渡辺 俊男（本編中で表示）、天満 敦子（本編中で表示）、（語り・仲代 達矢） | ||||
| 主な脚本 | 岡崎 栄 | ||||
| 主なﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻ | 小松 昌代 | ||||
| 主な演出 | 岡崎 栄（岡崎 榮） | ||||
| 局系列 | NHK | ||||
| 制作会社 | （制作・著作・NHK）（共同制作・NHKエンタープライズ） | ||||
| 制作 | （制作統括・大津山 潮、岩谷可奈子）（ルーマニア・コーディネーター・オリビア・ベルヤアヌ）（ロシア・コーディネーター・ボリス・ドミトリエフ）（ドイツ語通訳・スリンネ・シュテファン）（ドイツ語通訳（別項目）・ハンス・ギュンター・クラスト）（語り・仲代 達矢） | ||||
| 音楽 | （音響効果・久保 光男） | ||||
| 主題歌 | （挿入曲・「望郷のバラード」） | ||||
| 撮影技術 | 山口 武久、（技術・高樹 太）（照明・貫井 聡一）（音声・高木 陽）（映像技術・古越 善之）（編集・城島 純一） | ||||
| 美術 | 深井 保夫、（美術進行・初見 光次） | ||||
