金峯学園体育教師の北村貴之（西村和彦）は、陸上部の大橋沙希子（富田麻帆）が夏休み以降突然学校に来なくなったことを気にしていた。ある日、沙希子が橋から飛び降りようとしているところを同じ学校の矢野裕一（藤井琢也）が偶然目撃する。裕一の一言で思いとどまった沙希子だったが、両親の別れ話から自分は親に愛されていないことを知り、悩んでいた。裕一の勧めもあり、援交のだんどりをつけられ、その誘惑に乗ってしまおうとする沙希子の心はいつも揺れ動いていた。一方、熱心に学校へ復帰することを勧めていた北村はPTAの通報により、校長（一木美貴子）に呼ばれる。一人の生徒に関わり過ぎるのは、贔屓であり、このままだと学校を辞めてもらうと強く諭される。北村には、教師になった強い意志があった。北村は過去に、自分の妹の自殺を救えなかった後悔があった。一人でも妹のように悩んでいる生徒を救おうとして教師になったのに、目の前で悩んでいる沙希子に関わらないことが、教師の道を続けられるという皮肉な運命に直面する。【以上、朝日放送広報資料より引用】車両・戸高　幸重。衣裳協力・REMUS、WHOLENINE、Broccoli、kookystadioほか。ロケ協力・エイブル福島店、auショップ梅田中央、ViviD。