土曜ワイド劇場で未放送だった作品を、特別枠でまとめて放送する。本編終了後には同じく未放送で本枠翌週放送予定の「第一級殺人弁護３（数字は丸囲み）　大逆転法廷　マネキンの赤と黒と緑　三色トリックの謎」予告編が放送された。CM前に表示されるロゴでは「殺人リプレイ！」【以上、文・練馬大根役者】「新米女刑事と鑑定人が再現Wトリックをあばく!　謎の大炎上とともに消えた2億2千万円!爆発炎上やカースタントなど派手なアクションシーンの連続!!真犯人は…!緻密な計画が練られた犯行を見破れるのか?　事件を2度も再現する!?【この項、テレビ朝日広報資料より引用】」「電車で通勤途中の女（中山エミリ）が、ビルの屋上で男（岩城滉一）が銃撃され転落する瞬間を目撃した。しかし現場にかけつけると、なんとその男は元気に歩いていた。そこへ、女の通報によって警察車が続々と到着する。ここでようやく、「銃撃」が撮影であり、男はスタントマンだったということが判明。ところが女は謝るどころか、かけつけた刑事の山倉晴彦（飯沼誠司）に、自分の遅刻の理由を上司に説明してほしいと言い出す。じつは彼女は新しく浜ノ辺署刑事課に配属になった浦島みづき巡査だったのだ。ちょうどそのころ、YASHIMA銀行浜ノ辺支店の現金輸送車が何者かに襲撃されていた。署に向かう途中の飯沼とみづきが犯人の車を発見、追跡するものの、見失ってしまう。ふたりが責任を押しつけあい始めたとき、遠くで爆発が起きる。犯人たちの車が炎上したのだ。その現場にさきほどの男がいた。男の名は木登錬太郎、事故鑑定人。保険会社から調査を依頼されたのだった。みづきと山倉は、班長の大林宗吉（螢　雪次朗）と鑑識係の班長・本間久美（高田万由子）に、炎上した車のところまで呼ばれ、二億二千万円の現金が消えてしまったことを知る。犯人たちが逃走途中に隠したか、あるいは、他の何者かが持ち去ったか──。さらに謎が残る。当時現場周辺は警察によって封鎖されていた。現金はどこへ？　襲われた輸送車の警備員・戸塚は怪我で済んだものの、もうひとりの金子徹は手術の末死亡してしまう。泣きくれる金子の婚約者・かおりはみづきの友人だった。ショックを受けるみづき。夜になっても続く犯行現場で鑑識作業を、木登は見守り続ける。警察は、車の事故の原因は整備不良であり、油圧をコントロールするベルトが消耗してはずれたという結論に達する。調査結果に疑問を抱く木登は、事故車を保管している警察施設に忍び込み本間に追い出される。木登はみづきに、あの炎上は事故ではなく、誰かがしくんだ殺人事件かもしれず、それを確かめるために、事故を再現するべきだと言う。事故と同じ状況を再現しようというのだ。実験が始まった。当日とまったく同じように輸送車が走り、木登が運転する犯人の車が逃走する。その結果、なにものかがネジを故意にゆるめていたことが分かる。これは明白な偽装事故であり、西森たちを最初から殺害するつもりだったのだ。さらに木登は、事故当時のブレーキ痕が再現時よりも細かったと指摘。つまり現金は輸送車を襲う前から銀行を出るときから載せられていなかったのだ！　ところが現金を車に運んだ銀行員は行方をくらましていて…。【この項、文・練馬大根役者】」出演の中山エミリと飯沼誠司は本作での共演がきっかけで交際をはじめ、2010年４月22日結婚した。撮影協力・銚子フィルムコミッション、横浜フィルムコミッション、mic、シーサイドライン横浜新都市交通、グランドホテル磯屋、Bricks、PLAIN。協力・ビデオフォーカス、テレフィット、松竹衣装、CPルーム、ゼル・インターナショナル。美術協力・日本アビオニクス、バックスラジオ、武揚堂。持道具・SEIKOセイコージュエリー、SAS、レアーズ、Arai、フォンテーヌ、LUNINDX。