大正時代。新時代の始まりに、職業婦人としての女性の生き方に、夢を描いていた女学生の明子（長谷川京子）と清子（木村佳乃）。数年後、25の明子は磐井商会の次男である磐井優一郎（豊川悦司）の妻として、なにひとつ不自由ない幸せな暮らしをおくっていた。あるとき、女学校時代の同級生・千鳥（瀬戸カトリーヌ）に会い、清子が結婚した後、旦那に妾ができて離婚したという、うわさをきく。清子のことを可哀相に思った明子は、磐井商会の事務員として働けるようにしてあげよう、と清子の家をたずねるのだった。貧しい身なりをした清子に、「幸せをおすそ分けしてあげる」と優一郎との面接用に、自分の着物を差し出す明子。明子にとって良かれと思った天真爛漫な行為も、清子にとってはプライドが傷つけられるような、善意のおしつけでしかなかった。清子は、その着物を着て優一郎との面接にむかう。はじめて会話を交わした時から、明子とは違った味わいを持つ聡明な清子の姿に、優一郎は心ひかれていき、二人の距離が急速に縮まっていくのだった…【以上、WOWOW広報資料より引用】車輌・東野　光展、栗岡　政尚、宮野　直樹、原田　慶司。衣裳協力・KENT&CURWEN、きもの福々、ettish、灯屋２、オリバーピープルズ東京ギャラリー、Antiqulosium、21st Century Flapper、ウライ。美術・装飾協力・イーワイネット、興亞硝子、湘南江の島 香水瓶美術館、アンティークSWEET ROAD、HOROL INTERNATIONAL、三菱鉛筆、エム・ジー・ケー、歌代工房、東京堂時計店、横浜山手・テニス発祥記念館、鳴海　正泰、社団法人東京ゴルフ倶楽部、高木　邦雄、らかんスタジオ、東京都なぎなた連盟、MAX FACTOR。写真指導・土生　一俊。撮影コレクション提供・シネオカメラ（ウィリアムソン製撮影機）。料理資料提供・服部栄養専門学校（飯野　亮一）。切符資料提供・日本交通趣味協会（池田　和政）。資料提供・JTBパブリッシング。複製映像・「関東大震災」［伊奈精一監督版］、「関東大震大火実況」［仮題/返還映画］、「関東大震大火實況」、「関東大震災と復興」［仮題］、「関東大震災 大正十二年九月一日」、「大正拾弐年九月一日 猛火と屍を踏みて」（東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵）。ロケーション協力・博物館明治村、虎渓山 永保寺、大井牛肉店、オースタット国際ホテル多治見、魔法のiらんど、日本ラインフィルムコミッション連絡協議会、犬山ロケサービス、いばらきフィルムコミッション、茨城県三の丸庁舎、時代屋、横浜フィルムコミッション、フィルム微助人、日光自然博物館、イタリア大使館別荘記念公園、社団法人日光カンツリー倶楽部、開成町あしがり郷瀬戸屋敷、沼津市沼津倶楽部。協力・インスパイア・ホールディングス、VFX studio LOOPHOLE、マエダオート、phiten、AMGエンタテインメント。特別協力・東京国立近代美術館フィルムセンター。