女将として妻として、幸せだったはずのヒロイン・薫が、なんと旅館を失った挙句、離婚していた!?薫は心機一転、人生のどん底から再出発するが…。前シリーズでは、ヒロインの薫（加藤貴子）は、数々のトラブルを乗り越え、健司（田中実）と結ばれた。薫と健司は、老舗の温泉旅館「久松」を舞台に、夫婦として、女将と支配人として、仲間たちに支えられながら仕事に励み、愛を育んでいた。ところが今回は、なんと「久松」が経営不振で人手に渡ってしまった挙句、あれほど愛し合っていた薫と健司が破局しているという驚くべき状況からスタートする。ヒロイン・薫（加藤貴子）にとっては、同僚に婚約を破棄され、勤めていた銀行を辞めて、温泉旅館の女将となったシリーズ１作目のような「マイナス人生」からの再出発となる。果たして、振り出しに戻った薫はこれからどんな道を歩んでいくのか？心機一転、再出発の一歩を踏み出そうとした矢先に健司と再会してしまうのを皮切りに、キツイ仕事をさせられるなど次から次へと試練に見舞われる薫…。健司との関係はどうなっていくのか？薫を雇い入れる旅館「如月」のオーナー・恭一郎（大沢樹生）の登場、その婚約者で健司の元恋人・絹香（板谷由夏）も現れ、薫は微妙な四角関係の波に呑み込まれていく。【以上、BS-TBS広報資料より引用】「99年のスタート以来、５シリーズ目になる人気の昼ドラマ。元銀行員のヒロイン薫（加藤貴子）が、慣れぬ女将（おかみ）の仕事に格闘しながら、温泉旅館を切り盛りしてきたのがこれまで。今シリーズは旅館が人手に渡ってしまい、薫をはじめ従業員たちが職を失って新たな仕事を探しているところから物語は始まる。薫は、自分の旅館の従業員だった美晴（矢部美穂）らと仲居の職を見つける。その宿の支配人は、偶然にも前夫の健司（田中実）。オーナーの恭一郎（大沢樹生）は経営に無関心で、いつも酒浸り。女将の絹香（板谷由夏）とも、うまくいっていないらしい。宿のしきたりも違い、薫は戸惑いを深めていく。高級旅館が舞台なのに、仲居たちが客の目につきそうな所ではしゃいでいるなど違和感も。が、いつも元気で前向きな薫役の加藤が、これまで以上に複雑な人間関係を好演している。【この項、「朝日新聞」2004/12/01付「試写室」より引用。署名：虎】」