警視庁捜査一課で警部・十津川（高橋英樹）の部下・橋本（賀集利樹）が突然辞職し北海道へ帰郷した。数日後、北海道と青森で口紅を塗られた男性の全裸死体が見つかる。殺された男たちは自殺した女子大生・みどり（奈須綾香）をレイプした疑いが。みどりの恋人が橋本と判明、彼が事件に関わっていると考えた十津川は北海道へ向かう。【以上、テレビ朝日広報資料より引用】「十津川の部下になって日の浅い橋本が突然警視庁を辞め、故郷の知床に帰ることになった。家業の旅館を継ぐという。先輩の西本が可愛がり面倒をみていた。その夕方、西本は上野発札幌行きの「カシオペア」に人目を避けて乗り込む橋本の姿を目撃した。橋本は明日、羽田から旅立つことになっていたのだが……。「カシオペア」の乗客の中には、十津川の妻・直子、亀井の妻・公子、初老の紳士・和田久志、商社マン・佐々木学の姿もあった。翌日、札幌郊外で佐々木の刺殺体が発見され、十津川のところに道警から捜査依頼があった。口紅を塗られた佐々木の全裸死体の状況は、数日前の青森の事件に酷似していた。十津川は半月前の事件を調べた。五件の女性の自殺に絞られ、十津川は学生古川みどりの自殺に注目した。みどりは死ぬ直前、複数の男にレイプされていた。みどりには密かに付き合っていた恋人がいた。それは橋本だった。当時、みどりの集団レイプ事件を知った橋本が、犯人たちの正体と行方を必死に追っていたことも判明した。十津川は元部下のこれ以上の殺人を防ぐために、西本と北海道に飛んだ……。【この項、東映広報資料より引用】」「この作品より、西村京太郎トラベルミステリーは全編ハイビジョン制作に。（この作品より前に制作された、次回作「愛と殺意の津軽三味線」を除く）【この項、文：たかし】」ロケ車輌：昭和興業、大木運送。撮影協力：旭岳万世閣　ホテルベアモンテ、網走国定公園・名勝天都山　網走ビューパークリゾート、旭川コンベンションビューロー、網走市、旭川空港ビル、留萌市、ホテルイースト21東京、増毛町、カシオ計算機、浅草寺仲見世、日本レストランエンタープライズ、東日本旅客鉄道、北海道旅客鉄道。【役名（演技者）】十津川警部（高橋英樹）、君島圭子（坂口良子）、亀井刑事（愛川欽也）、十津川直子（浅野ゆう子）、橋本刑事（賀集利樹）、西本刑事（森本レオ）、亀井公子（二木てるみ）、和田久志（寺泉憲）、北条刑事（山村紅葉）、清水刑事（井川晃一）、阿部警部（中丸新将）、小林刑事（佐藤正浩）、古川みどり（奈須綾香）、君島則之（滝直希）、市川三郎（外川貴博）。【データ協力：たかし】《16:9》