９月10日（金）感動と涙の最終回を迎えた『世界の中心で、愛をさけぶ』には、もう一つのドラマがあった。それは、朔太郎と亜紀を教師として見守ってきた谷田部敏美の17年間のドラマ。17年前の亜紀の死、そしてその痛手から立ち直れず苦悩する朔太郎を、ずっと見守り続けてきた彼女の目に映っていたドラマとは……。特別編は、一人の教師・谷田部敏美を中心に全11話の中で紹介出来なかったエピソードとこれまで語られなかった、もう一つのドラマ「卒業」をハイライトシーンとともにお届けする。教師生活を続けてきた谷田部敏美（松下由樹）には、ずっと胸を痛めてきた事があった。それは、自分が受け持った生徒の中に、たった一人卒業を見とどけていない生徒がいること……。その生徒が、松本朔太郎だった。最愛の恋人・亜紀の死からすでに１年。すっかり抜け殻になっていた朔太郎(山田孝之)は、担任の谷田部の勧めもあって、受験勉強を始め医学部にも合格していたのだが…。その心の傷は計り知れないほど深く、卒業式当日は欠席。そのまま何も言わず、故郷を後にしたのである。17年後、谷田部がかつての教え子・朔太郎（緒形直人）にあてた一通の手紙。そこから全てのドラマが始まった。亜紀の病気を知りながら朔太郎には隠し続けなければならなかった教師としての苦悩。亜紀を失い、悲しみにくれる朔太郎を励まし何とか立ち直れるよう務めた谷田部。17年ぶりに故郷を訪れ、ついに「亜紀の死」から「卒業」を果たした朔太郎。彼が真っ先にその事を報告した相手も教師・谷田部敏美だった。そして、故郷を離れる朔太郎に17年の時を経て、教師・谷田部から手渡されたものとは……。【以上、TBS広報資料より引用】