過去の因縁を引きずる検事と弁護士が、それぞれの視点から一つの事件に挑む。東京地検に赴任した検事の桂子（浅野ゆう子）は、淑子（深浦加奈子）の事件を担当。義母を自殺に見せかけて殺した容疑で逮捕された淑子は、桂子に対して何も話さない。淑子は桂子の勧めで当番弁護士の一子（戸田恵子）と面会し、一子は私選弁護人を引き受ける。【以上、朝日新聞2004/04/06付より引用】「過去の因縁を引きずったまま、検事：佐倉桂子（浅野ゆう子）と弁護士：中山一子（戸田恵子）は、殺人容疑で逮捕された葉山淑子（深浦加奈子）をめぐって対立する。淑子が犯行を認め、事件は急速に解決に向かおうとしていたが、桂子は引っかかりを感じたままでいた。淑子が嘘をついていると信じる桂子は聞き取りを継続。検事が被害者を弁護し、弁護士が有罪を信じるというねじれた構図のもと、一子も淑子との接見を続けた。疑惑を拭い去れない桂子は講演会後のサイン会会場に一子を尋ね疑惑を吐露する。否応なく過去の因縁を思い出す二人。そして桂子は、失踪している信平に疑いの目を向けるのだった。【この項、フジテレビ広報資料より引用】」「終盤で明かされる殺人の理由が、類型的でやや安直な説明の域にとどまっていた点は惜しまれるが、登場人物の心の動きを、抑制されたトーンでていねいに追った静謐な佳品。当初は21:00-22:54放送の予定だったが、プロ野球中日×巨人戦中継延長のため21:30-22:24に変更された。【この項、文：練馬大根役者】」車輌：ドルフィンズ。協力：ロケットエンヂン。撮影協力：沖電気工業、町田いずみ浄苑いずみ会館、Luke、スタジオピア、学校法人昭和女子大学、弁護士法人高山・亀井総合法律事務所、水海道フィルムコミッション、三野村株式会社ほか。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（データ協力：練馬大根役者）】