軽い胃潰瘍で入院した東大卒の若い県税務官・石上正直（小泉孝太郎）。税徴収に執念をもやす先輩・鐘野成樹（いかりや長介）のせいだと言い張る石上が、中学時代の同級生・片岡真子（上原さくら）が傷だらけで運び込まれるのを見かける。昔好きな女の子だった。医師は真子の傷を家庭内暴力によるものというが、心配した正直がたずねると真子は否定する。退院した正直が確定申告の応援に駆り出されて働いているころ、県特別考査室長の桐生麗（森下涼子）が真子を抱え込んでくる。またも夫・達夫（中村俊太）に乱暴されたのだ。達夫はリストラ後、酒におぼれて乱暴をはたらくようになった。真子にとっての救いは、達夫の連れ子、守（小瀬理久真）の存在だった。女性の不幸を見逃せない麗は、真子のことをさっそく福祉課に相談するがラチがあかない。話を聞いた鐘野は夫と別れたがっている真子の気持ちを確かめ、闇雲金融に母子住み込みで働かせる。その上で鐘野は、達夫がいろんなところで作った借金を全部闇雲金融にまとめさせ、「借金を払い終えるまで身柄を拘束する」といい、ダム工事現場に送り込む。【以上、フジテレビ広報資料より引用】本放送時、実際にはシリーズ３作目なのに新聞ラテ欄のタイトル表記では筒井道隆主演の第１作目を外してシリーズ２作目と表記。撮影協力：彩の国ロケーションサービス、埼玉県皆野寄居バイパス建設事務所、テクノウェイブ100、京王電鉄、秩父鉄道、大森ベルポート。映像協力：ソフトデマンド。写真提供：PPS通信社。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】