森本さやか・小倉優子・佐藤めぐみ・藤本綾（以上敬称略）がそれぞれ主演を務める４本のオムニバスドラマです。いわゆる超能力ＳＦ？で、ちょっと土９っぽい雰囲気が漂っていました。物語はありがちな学園友情もので特筆するような部分はあまりなく、また演出も人間ドラマを描く部分はあまり上手くなかったのですが、映像演出で女の子たちをカッコよく見せることが出来ていたので、その点では○です。…でも一番の収穫は、宮崎将君を久しぶりに観れたことだったり。【以上、文・ぶるーす】「Episode1「赤と黒の仮面（ペルソナ）」…写真部のマヤ（森本さやか）は備品室で年代物のカメラを発見する。マヤは後輩の武藤（倉貫匡久）に向けてカメラのシャッターを押そうとするが、何故か不思議なことに武藤の顔がダブる二重露出の映像が脳裏に焼きつく。何か悪い予感が…。一方、武藤の憧れの的、バレー部の川村まりあ（福愛美）は言われのない合成のピンクチラシで何者かに脅されていた。まりあの相談を受けたマヤは事件解決に乗り出す…。Episode2「真夜中の少女の冒険」…校外で写真撮影をしていて、不良男子生徒、芦田（高濱正朋）と真島（宮崎将）にからまれたマヤ（小倉優子）は、停学明けの木場（奥瀬雄大）に助けられる。木場の停学の原因は、ここのところ度重なる事故現場に必ず居合わせていることだった。その笑顔と態度が気になるマヤは木場にカメラを向けるが、ファインダーの中に見えたのは血だらけの木場の死体写真だった…。Episode3「虚空の眼」…クラスメイトのかおり（小森早也香）を撮影しようと、カメラのファインダーをのぞいたマヤ（佐藤めぐみ）の眼に飛び込んできた画像は、かおりの事故現場写真。しかも日付は今日の午後4時2分。その時、かおりの携帯に『あと3時間12分。死にたくなかったらマヤから離れろ』とメールが入る。マヤはメール送信者を捜そうと走り回るが、かおりが何者かに拉致されてしまう…。Episode4「少女は黄昏の中で…」…写真部の自由課題の提出が近いマヤ（藤本綾）は、カメラを持ってある病院の屋上に上がるが、そこで飛び降り自殺事件に遭遇する。自殺が多発するその屋上で出会ったのは、車椅子の少女、志織（畑中梨沙）。両親を失い生きる希望を無くした志織の閉ざされた心を解ことうとするマヤだが、急に体の自由がきかなくなり屋上のフェンスに身を乗り上げてしまう…。【この項、バップ広報資料より引用】」2003/02/21に放送より先行してDVD、VHSがリリースされており、厳密にはテレビドラマではないとも考えられるが、便宜的に本データベースに収録した。