真山壱成（渡瀬恒彦）と天野正直（蟹江敬三）の役場の近所で、通り魔事件が多発し、真山の助手・稲葉里美（竹内都子）と天野の助手・岡本麻衣（梶山妙子）は、我が身を案じていた。そんなある日、真山の顧客のホステス・水谷加菜子（沖直未）が北川聡平（鶴田忍）を連れ、北川の借金について、公正証書を作って欲しいと真山に依頼。その際、北川は法的な力を持つ証書に興味を持ったようで、その夜の内に公正証書作成依頼の電話が真山に入った。だが、翌日会う約束をした北川は何者かに殺害されてしまった。警察は通り魔との関連も見据えた捜査で、被害者には多額の借金があることを掴んだ。その頃、被害者の税理士・吉澄達夫（藤田宗久）は借金返済のために奔走していた。そんな中、真山は北川の姉・柳瀬千代子（野村昭子）にペットのネコに家屋を譲る為の遺言書を作って欲しいと相談を受けた。ネコが相続できるはずもなく、ネコの世話を条件に、千代子の甥で北川の息子の秀平（吉田智則）が相続することになった。だがその件で秀平と千代子の実子・柳瀬明（松澤一之）の間にトラブルが発生し、明を殴った秀平が警察に連行される事態に発展。さらに北川殺害の凶器が秀平の物と分かり、指紋も一致。警察は秀平を容疑者と断定。一方、真山は被害者が貸し金庫に残した書類から意外な事実に突き当たり、事件の真相に迫ろうとするのだが…。【TBS広報資料より引用】