悪を懲らしめ弱い善民を助ける正義の少年剣士の痛快活劇。原作は同名の少年漫画。主演の富士八郎は、後年デビューする歌手・倉木麻衣の父親にあたる。「フジテレビがかねてから製作していた最初のテレビ映画『天馬天平』がこのほど完成、５月５日の「こどもの日」から毎週木曜の夜６時15分から30分間放送されることになった。この映画は堀江卓原作の少年マンガを小森静男が映画化したもので、約１年間にわたって続けられる。幕末時代を舞台に、正義感に満ちたスーパーマン天馬天平が一本のムチと軽わざによって、悪者を退治していくという、冒険時代活劇映画。主役の天馬天平には新人の富士八郎が登用される。彼は京都の日吉ヶ丘高校の２年生で、映画は初めてというズブの素人。柔道、水泳が得意だそうだ。ほかに、田中春男、秋葉浩介、海江田譲二、寺田美智子らが出る。第一話は「快盗流騎隊の巻」で４回で完結する。【この項、朝日新聞1960/04/13付より引用】」放送枠は、第20回（1960/09/15放送）まで、木曜18:15～18:45。第21回（1960/09/21放送）から最終回まで、水曜18:15～18:45。全放送回数は64回だが再放送12回が含まれている。また一部資料では全75回と記載されている。提供・ベルカレールウ。