盗作問題を起こし音楽業界と決別した元プロデューサー・浩輔（高橋克典）。身も心も傷だらけの彼はある夜、美しい歌声の不良少女（中島美嘉）を知る。少女の超人的な美声に魅了された彼は一緒に音楽活動を始めようと彼女を捜索する。【以上、文・古崎康成】盗作問題で音楽の世界と決別した元音楽プロデューサー・浩輔（高橋克典）はラーメン店の店長としてひっそり働いていた。作曲家を目指す腹違いの妹・由佳（加藤あい）はそんな浩輔を何とか再起させようと、知り合った有名プロデューサー・江崎（金子賢）と会わせるが、浩輔の下で働いていた江崎は浩輔のおちぶれた姿を見てあざ笑う。その夜、街を歩いていた浩輔に 女性の美しい歌声が聞こえてきた。引き寄せられるように、浩輔はその声の 主を追いかけていた…。「何しろ主人公のラーメン店長（高橋克典）は心身共に傷だらけ。以前は売れっ子の音楽プロデューサーだったが、盗作事件を起こして業界を追われた。腹違いの妹（加藤あい）に軽蔑され、人気絶頂の後輩プロデューサー（金子賢）にもさげすまれる。そのうえ不良グループに絡まれて、メンバーの少女（中島美嘉）にナイフで切りつけられては、もう本当に傷だらけ。で、ある日、その少女が超人的な美声で歌う姿を目にし、今度は脳天気が傷だらけ。ここまでが初回。今夜の二話目では、店長が行方をくらました少女を探し当て、「歌を一緒に始めよう」と必死に頼む。が、結局断られ、またまた心は傷だらけ。人生につまずいた傷だらけの男が歌上手の不良少女と出会い、人生のリセットを夢見る。テーマはわかりやすい。影を引きずるながらも、どこか篤実な店長を見ると、盗作の過去にも事情がありそうだ。でも、この展開でいいのか。人頼みで業界に戻ることが、音楽の王道なのか。と考えていたら、昔の歌が頭に浮かんだ。そして僕は途方に暮れる…。【以上、「読売新聞」2001/10/16付「試写室」より引用。署名・う】」第１回は拡大版（火曜22:10～23:14）。車輌：ドルフィンズ。撮影協力：木下工務店(1)、サバスTOKYO(1)、おらんだ屋敷 新宿西口店(1)、新宿調理師専門学校(1)(2)、festa(1)(2)(4)、東放学園高等専修学校(2)-(7)、東放学園(2)-(7)、Virgin MEGASTORE新宿店(3)、責和不動産(5)(6)、アルパ(6)、velfarre(7)(8)、センチュリーハイアット東京(7)、東京ベイNKホール(9)、Zepp Tokyo(10)(11)、品川プリンスホテル(10)、厚生中央病院(10)、mediage(11)、東京テレコムセンター展望室(11)、新宿西口ヨドバシカメラ(11)、Cafe in PSYENCE(11)、当り屋(11)。【データ協力：デイリーザキヤマ、tom】