村上龍の小説をもとに今を生きる少年少女が直面する現実を見つめ、日本社会の明日を考える。小説をモチーフにしたオープニングドラマを出発に、オリジナルドラマ、エンディングドラマとメインとなる日本テレビのスタジオでは中学生と大人が、互いの顔を見ないという一種異様なスタイルで主張しあうとともにメールによるメッセージも生放送で募集していく。ドラマと討論を融合した番組。「プロローグ…小説「希望の国のエクソダス」をモチーフ。パキスタンで一人の日本人少年が発見された…。そんなCNNのニュースを漠然と眺めていた雑誌記者・関口のもとに一本の電話が入る。「あちこちの中学校で大変なことが起きているらしい。中学生が…反乱を起こしだした」。現場へと足を運んだ関口たちが見たもの…それは武装した中学生たちが集会を開き、教師や校長を処刑しようとする異様な光景だった。オリジナルドラマ…戦時下の日本、自分の未来に何も見出せないままに戦地へと向う青少年は、そこで何を知るのでしょう？しかし、そこには本当の真実はあるのでしょうか？ エピローグ…小説の主人公ポンちゃんが、世界中にメッセージを発信します。この国に「ある」ものとは？そして、「ない」ものとは？【この項、文・ひげ】」