金庫一筋80年『蔦谷安全堂』で働く小山田恭一（袴田吉彦）は、同じ会社で働く４つ年下のOL・毬谷ゆみ（川幡由佳）と恋愛の真っ最中。会社は蔦谷一族が牛耳る同族会社で、出世の見込みはないが倒産の心配もない。いつもの待ち合わせ場、資材倉庫でゆみにプロポーズした恭一は、２人の結婚を社内で公表することにした。そんな矢先、会社が外資系企業に買収されたとの情報が入り、２人の外国人男女が通訳を伴って乗り込んできた。１人は社長に着任したグリーン（コード・カートリッジ）、もう１人は財務担当のグロリア（シェリー・スゥエニー）。グリーンは、社長以下幹部クラスにいた蔦谷一族を追い出し、唯一残った営業部長の蔦谷宗助（中西良太）もヒラに格下げ。社内は禁煙になり、サンダル禁止、机の配置も外資系風に変更。セクハラでもすればすぐクビが飛ぶような雰囲気も漂う。だが、若手の社員たちは実力次第で出世が可能になった、とヤル気を見せる。そんな中、グリーンがゆみを社長室秘書に抜擢。ゆみがアカ抜けた美女に変身したことから、恭一はヤキモキし始めた…。