救急医療の理想に燃える研修医の成長を通して、患者、医者たちの喜びや悲しみを描く和製「ER緊急救命室」。「医学部を卒業した小島楓（松嶋菜々子）は、都立第三病院で救命救急の研修医として働くことになった。初出勤の途中で、楓は大事故に遭遇、医者と名乗って救急車に乗り込むが、まるで役に立たない。搬送先の都立第三病院に患者の状態を説明するときもしどろもどろ。電話口から「バカ野郎」という罵声が飛ぶ。病院で待っていた外科医・進藤一生（江口洋介）には、「おい！　そこのでかい女」と言われる始末。結局進藤が楓の指導医になるが、雑用でこき使われる。そこへ運ばれてきた自殺未遂の常習者は、楓の高校時代の同級生・川上良子（鈴木砂羽）だった。心臓にも持病があると知った楓は、手術を受けるよう言うが、良子はけんもほろろ。さらに、一家心中の父と幼い娘が運ばれてくる。父親は間もなく死亡。意識を回復した彩花（工藤千尋）の病状確認を進藤に指示された楓だが、いたたまれずに病室を飛び出してしまう。屋上で泣く楓に、進藤は「おまえ、俺が見てきた研修医の中で最低だ。最低どころか、おまえは救命救急医、失格だ」と切って捨てる。さんざんな当直が明けた帰り道、良子が心配になってアパートを訪ねると、風呂場で手首を切ったところを発見。楓はうろたえながらも進藤の指示に従って応急処置を行い、良子は一命をとりとめた。進藤は良子を楓の最初の担当患者にしてくれる。自分のことのように喜んでくれる新米ナース・桜井ゆき（須藤理彩）。良子の状態を確認した楓がふとICUの個室を覗くと、患者（高田美佐）の世話をする進藤の姿があった。楓はカルテを確認した。患者の名は進藤早紀。病名は「遷延性意識障害」、「昏睡半年」とある。早紀は進藤の妻だった…。【文・練馬大根役者】」なお、一部の回のみ（第４回とみられる）現在、権利関係がクリア出来ていないとして再放送、国内DVD化が見送られているという。最終回は拡大版（火曜21:02-22:48）。看護指導・石田喜代美、佐藤　睦美。医事監修・日本医科大学高度救命救急センター・山本　保博、小井土雄一、川井　　真、勝見　　敏、加地　正人、山下　照代、石之神小織。車輌・由谷　貴史、紺野　展秀。写真・安蘇谷浩史(7)(8)(11)(12)。撮影協力・東京YMCA(7)(8)(11)(12)、日本大学歯学部、お茶の水スクエア(7)(8)(11)(12)、三楽病院(7)(11)(12)、前橋赤十字病院(11)、花園神社(12)。協力・サニー企画(7)(8)(11)(12)、ナカガワプロスパー(7)(11)(12)。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（データ協力：練馬大根役者(1)-(12)）】