第７回橋田賞作品賞受賞作品。「生まれながらに聴覚障害を持つ主人公・美栄子（菅野美穂）は夫・博文（武田真治）の愛情に包まれ、穏やかな新婚生活を送っていた。そして美栄子は妊娠３ヶ月であることがわかる。喜びをかみしめながらも、障害を持つ自分に果たして母親が勤まるのか悩みはじめる。古くからの友人であり同じ障害を持つ奈保子（中村麻美）は出産に反対、しかし会社の先輩の聡子（高樹沙耶）や夫の博文に励まされ出産を決意する。やがて、予定日を少し過ぎたある日、とうとう陣痛が始まり無事女の子を出産する。美栄子と博文は娘を千鶴と名づけ、3人の生活が始まった。懸命に育児に取り組む美栄子、ところがそんな時、博文の母・正江（加賀まりこ）が同居の話を持ち掛けてきた。正江は美栄子と千鶴が、万が一事故にあってはと心配でたまらないというのだが…。【この項、文・法水】」「新妻のためらいにハラハラし、やがてほっとした。聴覚障害のある女性の恋を描いたドラマの続編は、出産、子育てを追う。善意や愛の目立つ作りだが、さわやかな後味を残す作品だ。【この項、朝日新聞1998/10/01試写室より引用】」テレビ朝日開局40周年特別企画。手話コーディネート・丸山　浩路。車輌・ランナーズ。撮影協力・新横浜母と子の病院、三信ビル、文教堂書店、大森赤十字病院、ニフティ、Roy's、千代田生命保険、恵比寿プライムスクェア、ホテルセタスロイヤル、伊豆バイオパーク。