明治時代から戦前にかけて、日本の国家としての近代史の影で暗躍した石光真清氏の実在する日記をもとにドラマ化。膨大な原作のドラマ化は困難で朗読を一部に導入することで乗り切った。「星田（良子）の異色作として特筆したいのは、1998年のNHK-BS特別企画『石光真清の生涯』だ。演劇とスタジオドラマの融合に成功した映像ドラマで、星田の演出は主人公の波乱の人生に合わせ、ロケした映像を大胆にスタジオに乱用、生々しい効果を出した。【この項、志賀信夫著「映像の先駆者125人の肖像」（2003/03/30発行、日本放送出版協会刊）より引用】」