ルポライターの沢木（大沢たかお）は、イランからトルコに入り、イスタンブールに到着。香港と同じような熱気に興奮する。「イランとトルコの国境を乗り合いバスでぬけ、沢木耕太郎(大沢たかお)は、田舎町エルズルムに入る。いつものように安宿を探し、久しぶりの贅沢と思えるトルコ料理に満足する。そして、次の街は黒海沿岸のトラブゾン。街で見かけたのは、出稼ぎに来ているロシアの女性の姿だった。トルコを横断しイスタンブールへ。そこで沢木は香港と同じような熱気に興奮する。アジアとヨーロッパの混沌。ギリシャ・アテネでヨーロッパの文明に刺激を受けた沢木は、憧れの地・ペロポネソス半島に向うが、期待していた暖かなふれあいはなく、あるのは遺跡の空虚な美しさだった。フェリーでイタリアに渡る沢木。南部の港町で陽気な女学生や家族と出会い、自分が遥かヨーロッパに来てしまっていることを実感する。しかし、同時に残金が少なくなったことに気付く。おまけにローマでは、パスポートを盗まれてしまう。お金がなくなった沢木は、ついに東京の恋人・真理子（松嶋菜々子）に送金を頼んで、ローマを後にする。お金を受けとる約束のマルセイユの郵便局に行くと、そこに真理子の姿があった。デートもつかの間、沢木は真理子と別れ、また旅を続けていく…。沢木の旅は、スペインの海沿いに続く。ジブラルタル、フラメンコで有名なアンダルシアのセビリア、そしてポルトガルへ。バスの中で出会う「かつてジプシーといわれた人々」に自分の旅を重ねあわせる沢木。旅はやはり人生に似ている。いよいよユーラシアの果てだ…。【この項、名古屋テレビ広報資料より引用。採録・法水】」撮影協力・トルコ政府観光局、ギリシャ政府観光局、Centre de Press Monaco、Societe de Bains de Mer、Eurolines Marseille、La Ville de Marseille、La Poste Marseille、Eva Transportes, S.A.、Regiao de Turismo do Algarve、Metropolitan Police, London。衣裳協力・TARA JARMON、VENDOME YAMADA CORP.、Mulberry。美術協力・OLYMPUS、エースバッグ。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：法水）】