ルポライターの光彦は偶然、都内の神社で男の死体を発見した。遺体の身元は人形師・芦野で十数年前に優雅な雛人形を発表し、一世を風靡した人物。現場には凶器と見られる珍しい石が落ちており、遺体の頭の下には鳥取産の桟俵が敷いてあった。光彦は犯人が意図的に手がかりを残したと直感、疑問を抱く。その後、光彦は芦野の娘・多伎恵と出会う。多伎恵によると、芦野はかつて鳥取の門跡尼寺であるものを見たことで人生が変わったと話していたらしい。そんな中、鳥取へ単独捜査に赴いた刑事・松山が何者かに殺された。事件の糸口を求めて、鳥取へ向かった光彦は、凶器の石が、現地特産の三倉石だと突き止める。そして、尼寺を探す途中、若桜神社で行われた“雛送りの儀”を見学。宮司の松永や信者たちが親王雛を奉る姿に、異様な雰囲気を感じ取った。その折、若桜神社の女性の門跡と遭遇する。【以上、BS-TBS広報資料より引用】撮影協力・若桜町、用瀬町、ホテルモナーク鳥取、ホテルメトロポリタン、三共生興、山陰放送。【役名（演技者）】浅見光彦［ルポライター］（辰巳琢郎）、浅見雪江［光彦の母親］（加藤治子）、浅見陽一郎［光彦の兄・警視庁刑事局局長］（村井国夫）、浅見和子［陽一郎の妻］（山本郁子）、吉田須美子［浅見家のお手伝い］（井上彩名）、広崎多伎恵［人形師］（中村あずさ）、芦野鷹次郎［同・多伎恵の父親］（寺田農）、溝口警部（モト冬樹）、古田部長刑事［芦野殺害事件の担当刑事］（せんだ光雄）、松山刑事［同］（今井雅之）、向井玲子［松山の婚約者］（長谷川真弓）、村越秀雄［芦野専属の人形販売会社社長］（平泉成）、松永秀久［若桜神社宮司］（宮川一朗太）、若桜神社門跡［松永の母親］（三條美紀）、佐田登茂子（今井和子）、平井（入江正徳）。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】《4:3》