南条あかね（古手川祐子）は，フリーの靴デザイナーである。幼なじみの佐々木公平（小西博之）とは半同棲の生活を送っているが、自由を愛し結婚は考えていない。その頃，ストリッパーと暴走族の連続切り裂き殺人事件が起こり、公平が捜査を担当することになる。犯行を起したのは，歯科医の友田一夫（松尾貴史）。友田は社会のゴミは排除すべきという超エリート主義者で、２人から受けた屈辱を晴らすためにメスで喉を切り裂いたのだった。犯行現場から逃走する時に顔を見られたと思った友田はあかねに接近する。あかねは友田と事件の関連には全く気付かず、孤高を愛する二人は次第に魅かれるようになっていく。そんな時、あかねは公平の子供を妊娠していることに気付く。公平は有頂天になり、母てつ・（五月みどり）を始め親戚は大騒ぎで結婚だとはやしたてるが、あかねの心は冷めている。あかねと友田の心が更に接近した頃、友田はあかねにしつこく迫っていた宮本専務（大林丈史）を殺す。だが，公平の捜査の標的は次第に友田に向かっていく。あかね，公平，友田，三人の愛憎の行方は？ 事件は衝撃のラストへ向かって突き進んでいく…。【以上、東映広報資料より引用】【データ協力：たかし】