大手コンビニエンスストアの大阪支社に単身赴任している三上耕介（明石屋さんま）が、東京支社に戻ることになった。昇進も決まり、大阪で作った愛人（羽野晶紀）との仲も無事に清算。前途は洋々に思えた。ところが、東京に戻ると妻（浅田美代子）からは「もっと変化のある暮らしがしたい」と離婚を迫られ、ソリの合わない上司（佐藤浩市）は年下と判明。しかも、大阪の愛人が上京してきて、大騒動に巻き込まれていく。せりふも、軽快で面白く、ここまでは、テンポ良く物語が展開してきた。浮気の傷跡を消したはずの単身のマンションで、妻が冷蔵庫の調味料みりんに不審を抱くなどのエピソードも楽しい。大人も楽しめる恋愛どたばた劇で、出演者も乗っている感じだ。特に、愛人役の羽野が風変わりな関西ギャルを演じて、展開に弾みがついた。これまでのところが、偶然が重なって騒ぎが増していく状況が楽しめた。これから、いかにこのペースを維持するか、興味深い。【以上、読売新聞1995/01/18付「放送塔」より引用。（署名・康）】耕介（明石家さんま）と新三郎（佐藤浩市）は、部下と上司の間柄。ふたりとも恋多き男だが、関西弁をまくしたてるお調子者の耕介に対し、バツイチの新三郎は男のダンディズムを貫くタイプ。当然、気が合うはずもなく、ライバル関係にあった…。当初放送予定回数は全11回だったが、１回短縮された。最終回は拡大版。車輌：麻生リース。ロケーション協力：恵比寿ガーデンプレイス(1)(3)(5)-(7)、きもと大阪事業所(1)、日比谷花壇(1)(3)(5)-(7)、藤谷コミュニティ(1)(3)(5)、丹羽不動産(1)、新宿スクエアタワー(1)(3)(5)-(7)、福島不動産(1)(3)(5)、さくらや(1)、幕張テクノガーデン(5)、高田馬場　シチズンボウル(5)、TSUTAYA恵比寿ガーデンプレイス店(5)、桜町不動産(5)-(7)、新宿区役所前　カプセルホテル(6)、藤和コミュニティ(6)(7)、よこはまコスモワールド(6)、丸井　渋谷店本館(6)、第一ホテル東京ベイ、東京タワー、横浜八景島シーパラダイス(7)、丸井新宿店インテリア館(7)ほか。協力：ヤマト運輸(1)。映像協力：「アイ・ラブ・トラブル」(5)。撮影・取材協力：ローソン。提供：大塚製薬、花王、黄桜酒造、キユーヒー、日産自動車、三菱石油。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成(1)(3)(5)-(7)）】