こわいけれど頼りになる、愛情一杯の「鬼ユリ」先生こと宮沢ユリ子（樹木希林）は、岩手県花巻市の小さな小学校の校長として赴任することになった。家庭、児童、そして教師間のトラブルに果敢に取り組む姿を描く。各回のサブタイトルは以下のとおり。第一話「ボク転校はいやだ」（1994/10/16放送）、第二話「先生やめちゃうの」（1994/10/23放送）、第三話「盗んだのはボクだ」（1994/10/30放送）。「第一話「ボク転校はいやだ」…宮沢ユリ子（樹木希林）は花巻市の太陽小学校に校長として赴任することになった。盛岡市内に住むユリ子の夫はタンカーの船長でほとんど家にいない。中学生の長男・賢治（三浦幸太郎）を残しての単身赴任にためらったものの結局、長女・蘭子（渡辺満里奈）に家は任せることとした。初めての朝礼のとき、3年生の生徒・翔（高村祐毅）がカッターナイフを持って立っており、大騒ぎとなった。ユリ子は教師・英子（中川安奈）から、翔は本当は花の好きな優しい子で、転校が決まったときから荒れはじめたと聞かされる。第二話「先生やめちゃうの」…６年生担任の英子（中川安奈）が流産をしかけ、入院した。ユリ子（樹木希林）は代役を探すがなかなか見つからない。英子の同僚・元気（永澤俊矢）はユリ子の娘・蘭子（渡辺満里奈）に代用教員になってくれるよう頼み込む。第三話「盗んだのはボクだ」…ユリ子（樹木希林）の娘・蘭子（渡辺満里奈）は、英子（中川安奈）の代理をすることになった。だが、生徒のひとり・登（斉藤亮太）が何日も学校に来ない。実は登は英子に憧れており、英子が学校を辞めてしまうと早合点し、悩んでいた。そんな折、学校に3台のパソコンが入荷、しかし、２・３日後１台がなくなってしまう。【以上、「ザテレビジョン」（角川書店刊）より引用】」車輛：樋口　　博。ロケ協力：花巻市、花巻市教育委員会、花巻市立前田小学校。協力：国際興業グループ 花巻温泉、MAZDA、伊万里 いたはな輪店、フルハウス、ビデオフォーカス、ポパイアート、東宝コスチューム、岡本技粧。【演技者…役名（解説）】●樹木希林…宮沢ユリ子（盛岡在住の教頭。花巻市立太陽小学校に校長として赴任する）、●渡辺満里奈…宮沢蘭子（宮沢ユリ子の娘。東京から帰郷するフリーター）、●永澤俊矢…高橋元気〔モトキ〕（通称“元気〔ゲンキ〕”。花巻市立太陽小学校の体育教師）、●中川安奈…佐々木英子（花巻市立太陽小学校の6年担任の教師）、●長岡輝子…水城ハナ（宮沢ユリ子が初めて赴任した県北の小学校の校長だった女性。花巻在住）、●中村敦夫…宮沢剛（宮沢ユリ子の夫。タンカーの船長）、●綾田俊樹…猿渡平吉（花巻市立太陽小学校の教頭）、●三浦幸太郎（子役）…宮沢賢治（宮沢ユリ子の息子。中学2年生）、●高村祐毅（子役）…中村翔（花巻市立太陽小学校の3年生。東京へ転校する）、●小瀬格…花巻市の教育長、●円城寺あや…中村翔の母親、●高橋直子（子役）…〔マリコ〕（花巻市立太陽小学校の生徒）、●劇団ZENT-YOYO-CLUB…〔セイジ〕（ガソリンスタンドで働く宮沢ユリ子の教え子）、佐藤真（PTA会長。温泉の組合長）、佐藤英彦（消防団団長。郷土芸能保存会の副会長）、佐藤正義（町内会長）。【データ協力：市村靖介】