小泉八雲作の怪談のドラマ化シリーズ。「ろくろ首」…旅の僧・回竜は、山中で山賊に襲われた月乃を救い、連れが待つという木こり小屋へ送っていった。深夜、ふと目を覚ました回竜が、月乃の部屋をのぞくと、布団の中の月乃の体には、首がついていなかった。「長良屋お園の怪」…呉服問屋、長良屋の主人・宇平は、使用人・おもよに妻・お園を毒殺させる。お園は、わが子の太平が心残りで、毎夜、太平のもとに現れた。いずれにエピソードもドラマスペシャル「日本の面影」の影響が感じられる。「長良屋お園の怪」が凝った迫力ある演出で卓越しており一見の価値がある。一部資料では、1993/08/26放送と記載されているが誤りと思われる。またフジテレビCSでの放送時のネット記載等、多くの資料では「ろくろ首」を瀧川治水演出、「長良屋お園の怪」を久世光彦演出と誤記載している。ロケ協力・よみうりランド。資料協力・深川江戸資料館。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（データ協力：栄司、校正協力：元ディレカン）】